本と映画とドラマの感想|サトーのブログ

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アンデルセン『雪の女王』感想

 

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こんにちは。
急に寒くなって縮こまってるサトーです。
こちらは南国なんですが、それにしても寒いものは寒いです。ヒーターとか衣類とかで工夫していますが、やはり家の構造が寒さ対策をされていないので、何をやっても寒いのです。大雪が降っているところは本当に大変そうですね・・・
 
 

THE SNOW QUEEN

さて、あの有名なアンデルセン雪の女王を読んでみました。
雪の女王』感想
雪の女王と聞いて思い浮かぶのは、
2013年のディズニー映画『アナと雪の女王』という人も多いかもしれません。
アナ雪の英語のタイトルはFROZENでしたが
今回読んだ本の表紙には「THE SNOW QUEEN」と書いてあります。
FROZENはディズニーにオリジナルタイトルなんでしょうか。
 
 
この本は、10のお話からなる短編集です。
 
モミの木
雪の女王ー七つのお話からできている物語
赤い靴
マッチ売りの少女
影ぼうし
水のしずく
幸福な一家
ある母親の物語
 
 

雪の女王

雪の女王だけで、七つの話にわかれてるんですね。
第一話から第七話まであります。
ストーリーは、
鏡のかけらが目に入った男の子が雪の女王に連れ去られてしまい、
女の子が追いかけて旅にでる・・・というもの。
 
私はこれまでずっと氷のかけらだと思ってたんですが、鏡のかけらだったんですね。
で、その鏡は何かというと、ここも私知らなかったんですが
悪魔が作った鏡なんです。
悪魔が作ったんで、悪い作用をする鏡なんですね。
 
で、それが男の子カイの目の中に入ってしまい、
カイは鏡のせいで心が「氷のかたまりのように」なってしまいます。
するとどうなるかというと、現代風にいうと性格が悪くなるんですね。
その後、カイは雪の女王とともに姿を消します。
 
カイと仲良しだった女の子ゲルダは、カイを追いかけて旅に出ます。
 
最後は、ゲルダはカイを見つけて
ふたり仲良く家に帰って、めでたしめでたし、です。
 
 

アナ雪との共通点

個人的にアナ雪と似ているなーと思った部分は
(似ているも何もこちらが原作なのですが)
人間がトナカイに乗って移動するとか
雪の女王人里はなれた寒い土地に城を築いてるとか
大切なひと(アナ/カイ)が氷のようになってしまうとか
涙が氷を溶かす、などですね
 
 

性善説

アンデルセンの思想はわかりませんが、この話では
これって性善説なのかな?と思った部分があります。
 
鏡のかけらが体に入ると心が「氷のかたまりのようになって」しまい、
性格が悪くなります。
ということは、元々は善良な人でも鏡のかけらが体に入ると
性格が悪くなるということなので
性格が悪くなったのは鏡のかけらのせい、と取ることができます。
 
実際カイも、「かわいいやさしい目をした」男の子だったんですが
鏡のかけらが心臓にはいってからは
性格が悪くなり仲良しだったゲルダをいじめるようになります。
 
ただ、この話の中で例外っぽいのがあって、
ゲルダの旅の途中ででてくる山賊たちです。
 
馬車を襲って、殺人を平気でやるんですよね。
おまけにゲルダを食べようとしたので、人食い族かもしれません。
 
この山賊たちについては鏡のかけらのことは書いてなかったので
元々がこういう育ちで、馬車を襲うような悪い人たちだったのかもしれません。
ということは、性善説ではなさそうですね。
 
 

カイを連れ去る

雪の女王は、今でいうと誘拐犯ですよね。
雪の女王の意図がわからないんですが、なぜ子供のカイを連れ去ったのでしょうか?
キスして寒さを感じなくさせて、ゲルダたちのことを忘れさせたんですが、
それで放置です。
 
こういう昔ばなしみたいなものは、教訓めいたことを含んでいることがあるので
子供をさらう人がいるから、知らない人についていってはいけない
という意味もあるんでしょうか・・・
 
そう考えると、この作品が持つきれいなファンタジー要素以外の
側面も見えてきそうですね。
 
最近では「知っている人でも付いて行ってはいけない」というのもあるそうです。
嘆かわしいですが、子供を狙う人は昔からどこにでもいたようです。
 
 

痛そう

別の話ですが、『赤い靴』のカーレンは見栄と欲を抑えられず、
教会のルールを守らなかったために、最終的には脚を切り落とされます。
 
なんというか、当時の着飾りたい乙女たちへの見せしめのお話みたいで
読んでいてい痛々しかったです。
 
欲と見栄をだしただけで両脚を失うんですよ・・・
現代日本とは価値観やその他諸々が違うのでしょうが、それにしてもねえ・・・
 
 

寒い部屋は脳にとって危険です?

さて、話は変わって最近読んだ記事です。
寒い寒いと言っていたら、こんなものを見つけました。
 
 
部屋の温度が18度を下回ると循環器疾患のリスクが高まり、
16度を下回ると感染症などの発症や転倒、怪我(けが)のリスクが高まるそうです。
こわいですね?!
 
 
 
それで、自分の住んでいる部屋の温度を見てみました。
私はタニタの温湿度計を使っています。
なんと、今朝の室温12度でした!
12度って!!南国なのに!
 
上の記事によると脳によくない室温ですよね。
それで慌ててヒーターを付けました。
去年買ったのですが、レビューにもある通り、立ったときに腰のあたりまで温かくなるので、キッチンで洗い物してるときなど便利に使ってます。
スイッチを入れてすぐに暖かくなるのもいいですね。
 
いやー私はまだ40代なんですが、あと何十年かは生きると思うので
脳の老化は何がなんでも回避したいです。
電気代も気になるけど、まずは部屋の温度を上げることにしました。
 
 

まとめ

寒くない家、というか寒さと暑さ両方に強い家が理想ですよね。
壁に断熱材がびっしり埋めこまれていて、床暖房もあって、窓が二重になっていて、掃除のしやすいバリアフリーで・・・
そんな家に住めたらいいなあ、と思うことはあります。
 
でも引越しする気は全然ないんですけどね。
 
というわけで『雪の女王』の感想と、脳の老化は避けたいねという話でした。
 
それでは、お読みいただきありがとうございました♪