本と映画とドラマの感想|サトーのブログ

本、映画、ドラマの感想を書いています。

本『嘘みたいな本当の話はだいたい嘘』感想

 

このブログではアフィリエイト広告を利用しています。

こんにちは。
またもやPCが壊れて仕事が中断しているサトーです。
仕事用のPCは2台あるのですが、1台で重要なツールが起動しなくなり、もう1台は電気系統がおかしくなったらしくてすぐ落ちます。
確定申告もしないといけないのに、なんでこのタイミングで2つともおかしくなるんでしょうね???
中古パソコンは安くて入手しやすいのですが、やはり耐久性というか性能は過信できませんね。

 

陰謀論のはなし

さて、読んだ本の感想をかんたんに書きます。
『嘘みたいな本当の話はだいたい嘘』
ロマン優光

 

 

著者は1972年生まれのミュージシャンで文筆家。
その著者が見てきた様々な陰謀論
著名人のスキャンダル、事件について推測や仮説を交えながら、
それって陰謀論じゃないの?と疑問を投げかけて
客観的な立場で考察している本です。

 

私は最初、宇宙人とかエリア51とか、いわゆるムー系かなー?
軽い気持ちでこの本を手に取ったのですが
読んでいるうちにこれはエンターテイメントとして消費するには
ちょっと重いというか深刻だなと思いました。
ぜんぜん軽くはなかったです。

 

コロナ禍以降の話題になると、具体的な団体や人物名が登場します。
血液型の性格診断からJアノン、コロナ禍での反ワクチン団体や
芸能人のスキャンダルにまつわる話まで。
芸能界に身を置く著者ならではの視点もあるのかもしれません。

 

閲覧注意…

名前を聞いただけで悲しくなってしまう人もいると思うのですが・・・
特に第三章は丸ごと、あの三浦春馬さんの話題です。
トラウマになってる人もいると思うので、気をつけてください。

東京五輪のときの小山田圭吾氏のショッキングなスキャンダルについても
著者の推測を交えながら書かれています。

 

事実がハッキリとわからない以上、関連の記事や情報を集めて
それらしい説を推測していくしかないのですが
著者は比較的中立の立場を保っているのではないかと思われます。
(同じミュージシャンという立場からか、なんとなく小山田氏の肩を持っているような印象を受けました)

 

陰謀論に興味ありますか?

私はこれまで陰謀論には興味がありませんでした。
まあ今もないんですけどね。
ドラマの中で陰謀論が出てきたら、それは何かを揶揄する場合が多いので
世間ではそういう扱いなんだなあくらいにしか思っていなかったのです。

 

しかし本書を読むと、「嘘みたいな話」とそれに関わっている人々は
単純というか一過性のようなものに見えて、実は
誰かの思惑や利益目的が絡んでいる(場合もある)
根深い問題だなあと思いました。

 

余談ですが

陰謀論が好きそうな人が好みそうなドラマが『ブラックリスト』です。

 

 

 

シーズン5か6で、クーパーが「陰謀論」と言っていましたし、
ほとんどが誰かの陰謀でドラマが進んでいくんですよね。
まあその陰謀の中心にいるのが大体はレディントンなんですけどね。

ちなみに連呼していて訳がわからなくなってきましたが
陰謀というのは

人に知られないように練る計画のこと(Wikipedia

です。


普通の善良な人々

さて、本の話に戻ります。
著者は、反ワクチンデモなどに参加している人のほとんどは
普通の善良な人々」だといいます。
それは少しわかる気がします。

 

個人的な解釈ですが、善良であることに加えて
情報に疎くて思いこみが強い」があると思います。
そういう人が断片的な情報だけで突っ走っちゃう気がするんですよね。

 

あとはこれも書かれていますが
疑いを持たずに他人の話を真に受ける人ですね。

 

まあこんなふうに書いてる私も
もしかしたら何かの陰謀論に囚われてるかもしれませんが。
自分ではわからないですね??

 

(もし・・・私が陰謀論に囚われてるとしたら、政府がインボイス制度を導入するのは小規模個人事業主を潰すためだ…ということでしょうか。でもあれは報道されてたし…え?潰しにきてない?本当に?)


まとめ

まあ何を信じるか信じないかは個人の自由なわけです。
私個人の意見としては、他の人に迷惑をかけたり
攻撃したりしなければ何を信じてもいいと思うのです。

 

昨今のSNS、特にTwitterでの騒動というか
暴動に近い騒ぎを不思議に思っている方には
もしかしたら答えをくれる本になるかもしれません。

 

年を取ると認知機能や判断機能が衰えてくるそうなので
わたしも特に情報の取捨選択には気をつけたいなと思いました。

 

それでは、お読みいただきありがとうございました♪