本と映画とドラマの感想|サトーのブログ

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映画『フランケンシュタインの花嫁』感想

 

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こんにちは。
春になったせいか、桜のお菓子ばかり買っているサトーです。
お菓子はしばらく食べないでおこう…と思ったのですが、誘惑に負けてしまいました。
春になると、なぜかピンク色のお菓子を買いたくなりますね。
桜もまだ見てないのに、ピンク色のお菓子ばっかり見ています。


フランケンシュタインって誰?

 

フランケンシュタインて知ってますか?
名前を聞いたことはあると思います。
でも実は、フランケンシュタインというのはあの怪物のことではなくて
あの怪物を作った博士の名前だって知っていましたか?

そうなんです。
フランケンシュタイン男爵(息子)が作った怪物が
あのツギハギだらけの有名なモンスターなんです。

私もつい最近まで、怪物の名前がフランケンシュタインだと思ってました。

 

フランケンシュタイン

まずは1931年の『フランケンシュタイン』を見ました。

 

 

この映画のジャンルはホラーになるのでしょうか。
だとしたら、まあ成功しているんではないかと思います。

 

クライマックスで民衆が怪物を追い詰めていき
怒りが狂気に変わるところは目が離せなくなりました。
暗闇でたくさんの松明が動き、民衆のボルテージが上がっているところは
ディズニーのアニメ『美女と野獣』の村人が
野獣の城へ殴りこんでいくシーンを連想させます。

 

ただ、ラストシーンが唐突すぎて、ちょっと拍子抜けです。
なんであんなに無理矢理「平和になりました〜」みたいなモードで
終わらせたのでしょうか。
あの燃える風車のシーンの衝撃が台無しです。
余韻に浸れないんですよね。

 

フランケンシュタインの花嫁』

さて、続編の『フランケンシュタインの花嫁』にいきましょう。

 

 

 

個人的にはですね、オープニングが気に入らないです。
前作ではそんなこと匂わせてなかったのに
いきなり原作者のメアリーやその夫で有名詩人のシェリー、
そして同じく詩人のジョージ・ゴードン・バイロン
談話しているシーンから始まるんですよ。

 

外は嵐なのに軽快な音楽が流れてるし
ホラーにしたいのか、そうじゃないのかわからないです。

こっちとしては、それって蛇足じゃない?感が強いんですね。
無理矢理、盛り上げようとしているかんじがプンプンするんです。


『花嫁』のストーリー

 

前作で死んだと思われた怪物は、実は生きていました
そして再び村人を襲い、逃亡します。
村長が率いる武装した村人たちが怪物を追いつめ、捕らえます。

一方、怪物を作ったフランケンシュタイン男爵(息子)は
小さな人間を作った怪しい博士からスカウトされます。
一緒に組んで怪物の花嫁を作らないか?
と誘いを受けるんですね。


逃げる怪物

で、逃げている怪物は盲目の親切な老人と仲良くなります。
なんかこのシーン、原作にあったような?
ちなみに原作はこちらです。

 

 

で、怪物はまた追われて地下墓地に逃げ込みます。
そこでさっきの、小さい人間を作った怪しい博士と出会うんですね。

やがて怪物と博士は手を組んで、怪物の花嫁を作るために
男爵を仲間に引き込もうとします。

 

で、ワケあって仲間になった男爵は
博士とともに怪物の花嫁(元死体)を作ることに成功します。

さて、無理矢理に命を与えられた、死んだはずの女性と、醜い怪物が顔を合わせます。

すると・・・

 

まあ結局、怪物の想いは実らなかったんですが、
またもや炎に包まれる建物を見ながら、この物語も幕を閉じます。


メアリーたちどこ行った

 

『花嫁』のオープニングで出てきたメアリーたち三人は
最後は出てこなかったんですよね。最初だけ登場したんです。


尻切れトンボというか、現代のよく考えられた脚本の映画を
見ている私としては、「中途半端だなー」と思うんですが
当時は好意的に受け入れられたのかもしれませんね。
実際、人気があったようです。

 

続編がある?

フランケンシュタイン、人気らしくて
特に怪物役のボリス・カーロフが人気だったらしくて
フランケンシュタインはシリーズになっています。

出演者は変わっていくんですが、このあとは復活、幽霊、狼男と続いています。

 

まとめ

フランケンシュタインはホラー映画らしいんですが
あまり怖くはないです。
でも当時としたら、大きくて(たぶん怪物は2m近くある)怪力で
ツギハギだらけの、言葉が通じない怪物は怖かったんでしょうね。
たくさん人が死んでいるし。

 

けれども怪物の、無知だけど美しい音楽に反応する感性とか
ワインやタバコを楽しんでいる様子の演技が素晴らしいです。
カーロフが上手いんでしょうね。
気味が悪いけど、素晴らしいです。

 

それでは、お読みいただきありがとうございました♪