こんにちは。
裏金議員44人が政治倫理審査会を欠席したと知ったサトーです。
裏金を受け取っておいて弁明する気はないんですって。とんでもない厚顔無恥ですね。本人たちは「けじめは終わっているのではないか」と言っているそうです。
んなわけないだろ。逮捕されて刑務所に入ってからが「けじめ」だろと思うので、さっさと政権交代して一掃されてほしいですね。
本当に税金を払いたくなくなる世の中ですね。
さて、さいきん見た映画の感想です。
ストーリー
若きルイス・ウェイン(ベネディクト・カンバーバッチ)は死んだ父に代わり家族を養うため、イラストを描いていました。
ある日、妹の家庭教師(クレア・フォイ)と出会い、階級を無視して恋に落ち結婚します。
やがて家族の一員となるネコのピーターと出会います。
しかし結婚後まもなく最愛の妻が病にかかってしまいます。
ネコのイラストで有名になったルイス・ウェインの生涯を描いた映画です。
家計を支える長男
この映画はネコのイラストで有名なルイス・ウェインの生涯を描いています。
タイトルにネコとあるんですけどね、ネコはあまり出てきませんでしたね。でもネコのイラストはたくさん出てきましたよ。
ルイスは芸術的才能に恵まれながらも、お金に対する執着がゼロのため、家族6人はいつも生活が苦しそうです。
おまけに5人の妹は誰ひとりとしてお嫁に行かなかったので、ルイスひとりの肩に家族全員の生活がかかっていたんですね。
金銭管理ができない
映画の中では、ルイスは人気と名声はあったようですが、お金がなかったようです。
本人も必要に応じて才能を切り売りするだけで版権には興味がなく、儲けはほとんど他人に持っていかれています。
つまり、芸術の才能はあるけどお金の管理がド下手くそです。
見ていると映画のルイスは、現在でいう発達障害かなにかのような気がしました。自分が興味のあるものにしか、興味を示さないんですね。
晩年は統合失調症と診断されたようです。
自分のやりたいことや電気やイラストにしか興味がない性格のため、「家族のために」お金を稼がなきゃならないというのは本人にはかなりの苦痛だったことでしょう。
お金を稼ぐ才能がないのに、お金を稼がなきゃならないわけですからね。
できないことをやれと言われてるわけです。
そりゃツラいですよね。
なぜ、稼がなきゃならんのか・・・
それは彼が家族で唯一の男で、長男だからです。
辛いですね。そういう時代だったんですね。
WHO NOT HOW
見ている間中、ルイスにこの本を送りたくてしょーがなかったです。↓↓↓
もし、彼の時代にこの本があって彼が読んでいれば、ルイスもお金に執着するマネージャー的な誰かを雇ってイラスト業とマネジメントを分担できて、経済的にもうちょっとマシになっていたのかもなあと思いました。
一番いいのは、しっかり者の妹キャロラインを助手につけることですけどね。
彼女がサポートにつけばよかったんじゃないかと思いますが、女性の地位が低かったと思われる当時は難しかったんでしょうね。(イギリスの女性参政権は1918年、ルイスが生まれたのは1860年)
まあキャロラインにマネジメントの才能があったかどうかも分かりませんしね。でもルイスよりは、しっかりできたのではないかと思います。
まとめ
芸術的才能とお金を稼ぐ能力は、完全に別物だなあと痛感した映画でした。
両方ある人もいるかもしれませんが、ルイスはそうではなかったです。
お金がないうえに精神的に不安定になっていく人間を見ているのは、つらいものがありますね。
ウェイン家はルイス以外は誰も結婚しなかったみたいなので、もしかしたら家系が途絶えたのかもしれませんね。そこまでは調べていないのでわかりませんけどね。
それにしても妹5人が誰ひとり結婚しなかったというのは、当時は相当なものだったと思います。
あと、ドラマ『刑事シンクレア シャーウッドの事件』で情けない父親役だったアディール・アクタルが出てましたね。この映画ではいい人の役でした。
ルイスは電気に固執していましたが、彼にとって電気はスピリチュアルというか、信仰に近いものだったのかもしれませんね。
それでは、お読みいただきありがとうございました♪
刑事シンクレア シャーウッドの事件 エピソード1↓↓↓