本と映画とドラマの感想|サトーのブログ

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『家族遺棄社会』感想

 

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こんにちは。
国際司法裁判所(ICJ)が、イスラエルパレスチナ占領政策国際法に違反しているぞと法的判断をしたと知ったサトーです。
そりゃそうだ。
2023年10月に先に攻撃したのはハマスですが、イスラエルは暴走しまくってるのでそろそろ本気で止めてほしいです。
でも、世界中でデモやボイコットが起きてるのに一向に停戦する気配が見えないので、こうなったらネタニヤフに呪いをかけるしか方法はないのかなと真剣に考えてしまいました。
本当にどうしたらいいんでしょうね。

www.bbc.com

 

さいきん読んだ本の感想です。

 

 

この本は

 

2015年から孤独死の取材をしている著者が、孤独死や家族を遺棄する人々について当事者や関係者に話を聞いてまとめたものです。

 

年老いた親の介護や葬式をやりたくない現役世代たち
頼る人がいないままセルフネグレクトを続ける人たち
孤独死の壮絶な現場で働く人たち

 

日本の政治家や一部の人たちは、名字が同じで法律で縛れば家族の絆が強まると思っているようですが、家族というのはそんなに甘くはないんだぞというのが、この本を読めばよく分かります。

 

感想

いやあ、凄い内容でしたね。
コロナのパンデミックを経験したあとだと、尚更に他人事じゃないよなーと思いました。

 

例えばね、
疎遠だったり虐待された親が年老いたからといって、その子供が必ず親の世話をしなければならないのか?


「いや、そんなわけないだろー、自分では絶対にやりたくないから業者に頼もう」

 

と、考える現役世代がいるんですよ。それは分かるんですよね。
で、そのニーズに応える業者さんもすでに存在してるんですよ。
この時点ですごいですよね。
そういう人たちがこの本には出てくるんです。

 

で、頑張って会社で働いていたけど、ある時から働けなくなって、そのまま引きこもってゴミを捨てる気力もなくなって、部屋にゴミが溜まり続ける・・・というね。
セルフネグレクトに陥ってる方も出てきます。
著者はそういう方にも話を聞きに行っています。

 

そういう人たちは他人に助けを求められないんですって。
真面目すぎるのか、謙虚すぎるのか、鬱でそんな気力も思考力もなくなってるのか分かりませんけどね。

 

本書に出てくる宮司さんによると、2009年頃から孤独死のお祓いの依頼が増えているそうです。
孤独死はね、一人暮らしをしている者としては他人事じゃないんですよね・・・

 

孤独死の対策が必要

今はクロネコヤマトや郵便局の見守りサービスとか、(良心的な行政だったら)行政のサポートが受けられたりしますよね。
若くて元気なうちから、そういうものにもアンテナを張っていかなきゃいけないなと改めて思いました。

 

やっぱりね、普段からインターネットを使って積極的に情報を集めていかないと、いざ窮地に陥ったときにパニックになって動けなくなりますよね。

 

あとはやっぱり、人間同士のつながりですね。
薄~く、細~く、ゆる~くでも誰かとつながっておいたほうがいいですね。
でないと、孤独に陥ったら簡単には抜け出せそうにないのでね。
そういうのは、今からでもやっておいたほうがいいと思います。

 

まとめ

著者がこの本の執筆中に、新型コロナのパンデミックになったそうです。
パンデミックで家に引きこもることになった人もいましたが、この本にでてくる業者さんたちは逆に、仕事が増えたそうです。


介護施設の老人たちから買い物を依頼されたり、亡くなった人の部屋を掃除したり。そういう仕事が増えたそうです。

そういう業者さんの立場からの話も出てきます。

 

 

いやはや、凄まじい内容でした。

 

政府が軍事費と他国支援に税金をドバドバ使ってて、地方にも心無い知事や市長が増殖しつつある日本では、孤独で困っている人たちへの支援はさらに薄くなっていきそうですね。

 

若いうちからインターネット賢く使って、自分で対策を立てておかないと、凄惨な死に際を迎えることになりそうです。
まったく、嫌な世の中ですね。

 

それでは、お読みいただきありがとうございました。

 

 

fortunamajor.hatenablog.com

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