こんにちは。
一体どうすりゃいいんですかね?
こういうときどうすりゃいいんでしょうね・・・
さいきん見た映画の感想です。
ストーリー
コールセンターで働くジナは優秀な社員だが、公私ともにひとりを貫いている。さいきん母を亡くしたばかりで、身内は父だけになった。
ある日、ジナは新人の教育係に任命される。
嫌がるジナだが、選択肢はなかった。
そして、帰宅したアパートでは幽霊を見ることになる。
感想
ジナは母親を無くしたばかりで心の傷が癒えてないんですね。
それで他人に優しくする余裕がないみたいなんです。
たぶん、殻に閉じこもってる状態ですね。
もともと、一人でいるのが好きな性格だと思うんですが、おそらく母親の死でそれが顕著になったと推測します。
そんなジナが仕事をしたり、隣の部屋の住人と関わったり、父親の別の顔を見ることになります。
で、ジナは仕事で新人のサポートをすることになるんですが、新人に冷たくしちゃうんですね。自分の傷で手一杯だから、他人を気遣う余裕がないんですよね、きっと。
でも、ジナのその態度は人なつこい新人を傷つけるんです。
で、ジナは他人が傷ついたことを知って、自分も傷つくんです。
ハリネズミかよってかんじですけどね。
そういうとき食べたラーメンは、美味しくないみたいなんです。
本当に、なんでこうなったんでしょうね。
望んだわけではないのにね。
そういう時ってありますよね。
ひとりでいたい時
たぶん、ジナみたいな状態のときって、ひとりでいるのが楽なんでしょうね。
でも社会人として他人と関わらなきゃいけない・・・
ひとりでいたい時に他人と関わらなきゃいけない・・・
こういうときってありますよね。
ジナが悲しみを共有できるはずの父親は、遊び歩いてて楽しそうなんですよね。だから悲しみを共有できないんです。
そんなもどかしさ、うまくいかない感じを丁寧に描いていました。
くどくなりすぎない方法で、過不足なくこういのを描くっていうのは、韓国はうまい気がします。
日本映画だとこういう話の場合、お涙頂戴になったあげく、全方位丸くおさめると思うんですけどね。
でも、『おひとりさま族』はそうはならないんですよ。
まとめ
距離を詰めるべき人と
距離を置いておくべき人
ジナはその区別をきっちりつけるんですね。
それが現代女性らしいというかね。
意外な方法で父親と落とし前をつけます。
実の親でもこういう距離感でいいんだなぁという衝撃ですね。
こういう選択肢があるんだよということをジナは教えてくれました。
彼女は本当に自由な女性なんですね。
それでは、お読みいただきありがとうございました♪