本と映画とドラマの感想|サトーのブログ

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映画『教皇選挙』感想

 

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こんにちは。
停戦合意を破ってガザを攻撃し続けるイスラエルに災いあれと思いつづけているサトーです。
連日の攻撃により、若きジャーナリストHossam ShabatとMahmoud Mansourが殺害されました。
Hossam ShabatはX(旧Twitter)のタイムラインでときどき見ていたので知っていました。ショックが大きいです。

 

そして、アカデミー長編ドキュメンタリー賞を受賞した『ノー・アザー・ランド 故郷は他にない』の共同監督が暴行されたあと、行方不明になっているそうです。なんて恐ろしい世界でしょう。

 

続報:解放されたようです!

HAYAKU KUTABARE ISRAEL, KUTABARE ZIONIST

 

 

さいきん観た映画の感想です。
 
 

教皇選挙』ストーリー

全世界に14億人以上の信徒を有するキリスト教最大の教派、カトリック教会。
その最高指導者にしてバチカン市国の元首であるローマ教皇が、死去した。悲しみに暮れる暇もなく、ローレンス枢機卿は新教皇を決める教皇選挙<コンクラーベ>を執り仕切ることに。
 
世界各国から100人を超える強力な候補者たちが集まり、
システィーナ礼拝堂の扉の向こうで極秘の投票が始まった。
票が割れるなか、水面下で蠢く陰謀、差別、スキャンダルの数々に
ローレンスの苦悩は深まっていく。
 
そして新教皇誕生を目前に、厳戒態勢下のバチカンを揺るがす大事件が勃発するのだった……。
 

感想

映画はローレンスが歩いている後ろ姿から始まります。
猊下は徒歩出勤なんですね。
 
X(旧Twitter)で「この映画はコメディだ」ってポストがあったんですよね。それで興味をもって観に行ったんです。
コメディっていうのは、観終わったあとに実感しましたね。
 
カトリックに疎い私には、見てる間はコメディとは思えなかったんです。
どちらかというと皮肉というか、シニカルというか、そういう系のコントみたいに見えたんですよ。笑えないコントというか。
 
誰にだって問題があるとも取れるし、完璧な人間はいないとも取れるし、教皇候補だからといっても所詮は人間である・・・とも取れるんですよね。まあ同じことですね。
 
ローレンスの理想どおりには、世界は動かないものなんですね。
どこかで折り合いをつけないとね、っていう。
見てて本当に思いましたよね。
 

ペテロの献金

私が気になったのは、聖職者たちが着ている衣装とか、宿泊する施設にお金がかかっていそうだなぁ・・・ということです。
衣装は質にもデザインにもこだわっているはずなので、それがあの人数分用意されているのはすごいなと。
宿泊施設も結構きちんとしてたので、こりゃ金かかってるなーと思ったんですよね。
まぁあの施設が本物に近いのかどうかは分かりませんけどね。
 
で、調べたら、ああいうのは寄付金で成立していることが分かりました。
「ペテロの献金」っていうんですって。
いやはや、全世界に信者をもつということが、どれだけ凄いか改めてわかりましたね。資金力がすごいんです。それでも赤字らしいんですけどね。
 
以下、Felo調べです。
 
カトリックの総本山であるバチカン市国は、信者からの寄付によってその財政が支えられています。具体的には、以下のような収入源があります。
寄付金
世界中のカトリック信者からの寄付が重要な収入源となっています。特に「ペテロの献金」と呼ばれる寄付は、教皇の慈善活動や教会の運営に使われます。
美術館や観光収入 
バチカン市国にはサン・ピエトロ大聖堂バチカン美術館など、多くの観光名所があります。これらの施設への入場料も重要な収入源です。観光客が多数訪れるため、これらの収入はバチカンの財政に大きく寄与しています。
切手や出版物の販売 
バチカンは切手や宗教関連の出版物を販売しており、これも収入の一部を形成しています。
資産運用 
バチカンは資産運用による収入も行っており、これにより財政の安定を図っています。
このように、バチカン市国の運営は信者からの寄付を中心に、観光収入や資産運用など多様な収入源によって成り立っています。

 

まとめ

印象に残ったのは最後のシーンですね。
若い彼女たちは、もしかしたら未来の教皇かもしれないね・・・という解釈を私はしました。
あれだけドタバタしてたら、誰が教皇になってもおかしくないですからね。
 
この映画は、バチカンにおける物理的な男根主義の終焉を予見してるのかもしれないし、突きつけているのかもしれないなーと思ったりしました。
 
それでは、お読みいただきありがとうございました♪
 
 

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