本と映画とドラマの感想|サトーのブログ

本、映画、ドラマの感想を書いています。

『ゴジラxコング 新たなる帝国』感想

 
 
こんにちは。
ここで食い止めないと、この先どんどん虎の子の財産をむしり取られて、国民にはメリットがない軍事なんちゃらとか、防衛費とか裏金にカネが注ぎ込まれる予感がします。
なんとしてもここで食い止めないと、行きたくない戦争に放り込まれることになりそうですね?
日々、こういうニュースを聞いてると「国賊」という言葉が頭に浮かぶんですよね。
あいつら国賊じゃないですかね?
 
 
さて今回は、走るゴジラの映画を観てきたので、ダラダラと感想を書きます。
あまりいい印象ではありませんでした。
ゴジラ&コングのファンの皆さんはスルーしてください。
 
ネタバレもしています。
 
 

ストーリー 

ゴジラが救難信号をキャッチして、コングが地下空洞で未開の地を発見して、怪獣たちが戦って、人間と協力しながら地球に平和を取り戻す話です。
 
 
 

感想いろいろ

ひねったストーリーは全くないです。
次回への伏線はあるかもしれませんが、単純明快な話です。
なーんも考えないでも、寝起きでもわかります。5歳児でもわかるストーリーです。頭を全く使いたくない時に見るといいでしょう。
 
・去年、『ゴジラ-1.0』を見てたので、日本のゴジラアメリカのゴジラの動きの違いに驚きました。
ゴジラがあの巨体でコング並みに走ってジャンプして腕をぶん回すんですよ。骨格とか体重とか可動域とか日本のやつと違うんだなーと。
逆にいうと、これを作った人たちは日本のゴジラをトロいと思ったのかもしれませんね?もっとスピード感出そうぜ!みたいなノリで。わかりませんけどね。
そこに本家ゴジラへのリスペクトはあるのか?とか考えちゃいました。
 
・アジア人出てこないなーと思ったら、未開の地の原住民ポジションで出てきました。モナークにアジア系いましたかね?
しかもテレパシーで意思疎通するんですよね。つまり、話さないんですね。これを見た私の感想は「言葉を奪いやがった」です。
原住民たちは、私にはアジア系の顔立ちに見えたんですよね。
そして見た目はアジア系なのに、儀式的なスタイルは西洋風に見えたので、ちょっと違和感ありました。
このアジア系の顔立ちをした原住民たちが、言葉を発しないことで彼女たちの存在感を薄める、消す。・・・これが噂に聞く透明化か?とか思っちゃいましたね。
(猿と同じ扱いか?)
 
モスラが出てくるんですけどね。
モスラちゃんは私の中では戦闘要員ではなく、癒し系の応援団員なので、『キング・オブ・モンスターズ』みたいに傷つくことなくてよかったなあとホっとしました。
モスラちゃんが小さい少女ジアと一緒にいる様子は、日本のモスラのあの小さい歌う人たちみたいだなあと。
そして、モスラちゃんにぶっ飛ばされても怒らないゴジラは、なんだか好印象でした。
 
・あのゴラムみたいな目をした子猿がなんとも言えないザワザワしたかんじになりました。
 
・未開の地にたどり着いたコングが見たのは猿の惑星で、そこで北斗の拳(読んだことない)のワンシーンみたいに奴隷として働く猿たち。
あれはゴリラか?チンパンジーか?痩せてるゴリラか?まったく見分けがつかないです。
 
・そして黒幕はモルグ街の殺人で、苦痛を与えて巨獣を操るというどこかで聞いたような話が出てきて、類人猿頂上決戦みたいになってましたね。
 
・コングの腕がバンブルビーに。
 
・あの白い怪獣の背中トゲだらけじゃないですか。その背中に猿が裸足で乗ってカッコつけてるけど、あそこに立つのはトゲトゲで痛いだろ〜無理あるだろ~と。ていうか足を置く場所なくない?
 
・イタリアとかブラジルとか、世界的に有名な都市を壊しまくってましたね。映画レビューアプリの感想を読んでたら、怪獣プロレスが好きな人には大満足だったらしいです。
 
・ゴリラもといコングの仕草やリアクションが白人のおっさんを連想させたんで、なんだかなあというかんじです。
そこまでして人間に寄せたいのか・・・それって多様性に見せかけた多様性の排除では?とか考えちゃった。
 
・コングはIQが非常に高くて、人間の小さな女の子と手話で意思疎通できるんですよね。
歯が痛くなったら人間に助けを求めるとかできる、つまり人間を利用できるんですね。縄張りに罠を仕掛けて敵をそこへ誘い込むとかね。人間みたいな思考ができるんです。
一方でゴジラを呼びに地上に行ったら、ゴジラにケンカ売られてそのままヒートアップして殴り合いもします。
いや、そこはゴジラが突進してきたときに穴にジャンプして一緒に地下に連れて行くんだよ!と思っちゃった。そういうのはしないのね。
このコングの知性の使われ方が、どうも都合よすぎる気がしたんですよね。
それとも、あの殴り合いは怪獣プロレス・ファンへのサービスでしょうか?
 
・コングが食べてた怪物ですけどね、血が緑色なのに肉が赤いってどういうこと?と思って調べたら、ミオグロビンという物質が関連してるらしく、肉の赤色は血とは関係ないとのことです。
ミオグロビンや、運動量(赤身と白身)などが影響してるみたい。
あの怪物たちに一番近いのは、緑色の血をもつホヤなのかな? ↓↓↓
 
 
たぶん頭のいい人たちがいろいろ話し合った結果、ああなったんだろうけど、赤い肉なのに血が緑色ってちょっと違和感あったんですよね。コングはおいしそうに食べてましたけどね。
 
というわけで、この映画は「ゴジラが異常に敏捷なので驚いた」というのが一番の感想です。
 
 

まとめ

平日の昼間に見に行ったんですけどね、ちょっと大きめの映画館が混んでたんですよ。
やっぱり人気あるんですね。
 
それでは、お読みいただきありがとうございました♪
 
 
 

『嵐にも負けず』ワニ町シリーズ  第7巻 感想

 

こんにちは。
ビヨンセデコトラと一緒にポーズを決めてる写真をみて、クーーーーール!!!とつぶやいてしまったサトーです。

誰ですか、ビヨンセデコトラを教えたのは。

 


かっこよすぎです。
目の付け所がさすがビヨンセってかんじですね。
デコトラビヨンセに選ばれるだけあるよな~ってかんじで、どことなくファッショナブルに見えてきますね。
カッコイイ人は何をやってもカッコイイんですね~。

 

さいきん読んだ本の感想です

 


ストーリー

 

ワニ町シリーズの7作目です。

 

シンフルにきて6週目に入ったと思われる我らのフォーチュン。
約20年ぶりに姿を現したしたシーリア町長の夫マックスのせいで、ざわつくシンフルの住人たち。
そして町にハリケーンが襲来し、飛ばされてきた偽札からフォーチュンたちは事件へ突入していく。

 

フォーチュンは大敵アーマドの存在を身近に感じて危機を悟る。
そしてついに、カーターに正体が知られてしまう。
ふたりの恋の行方はどうなる?
フォーチュンは無事でいられるのか?

 


感想

ネタバレになっている部分があるかもしれないので、未読の方はご注意ください。

 

今回は邦題に「嵐」とあるように、まさに嵐のような衝撃がありましたね。
読み終わったあと、しばらくはちょっとショックで落ちこんでいました。

 

まず事件のほうですが、偽札が発見されて、それがアーマドへつながっていくんですね。
このへんがちょっと複雑なんですけど、仕掛けとかはアメリカのドラマで見たようなオチだったんですけど、まあ私は気づかずに最後まで読みきったので面白く読めました。
推理のほうは唐突なかんじもしましたが、まあ腕利きのフォーチュンなので、そういうのもアリかなーと思うことにしました。

 

1点ですね、気になったことがありまして。
フォーチュンとガーティがマックスの部屋から逃げるときに、ニセの小包を路地に放り投げたんですよね。
それについて、そのあとはふれてなかったんですが、あの小包からフォーチュンの指紋がとれれば一発でサンディ=スー・モローにたどりついて、CIAに通知がいくよなーと思ったんですね。

 

まあ今回は別の方法で追跡されてましたけど、個人的にはあの箱を敵に拾われてたらかなり危なかったんじゃないかなと思いました。

 


フォーチュンと保安官助手カーター

前作『幸運には逆らうな』の解説にあったように、今回はフォーチュンの正体がカーターに知られてしまいます。

 

なぜ?どうやって?というのは、ぜひ読んでいただきたいんですよね。
そのほうが衝撃を受けられるのでね。

 

で、このシーンについて詳細は書きませんが、感想を書きます。

まず、グダグダ引き伸ばさずにバッサリやったのがよかったですね。
感情面を取り上げずに、淡々とやったのがふたりらしかったです。
そして、言い訳しなかったのはさすがフォーチュンだなと。
普通のドラマとかだと「お願い」とか「話を聞いて」とか言いそうなんですけどね。

(この時、フォーチュンがしたのは説明であって言い訳ではないので)

 

フォーチュンはそんなことしなかったんですよ。
正体がバレても動揺は見せなかったんですね。
これがすごいですね。

 

すがったり懇願したりしないのが、さすがフォーチュンです。
そういうのをやっても無駄だとわかってるんですね。
いや、そういうキャラなんですよ、フォーチュンがね。
ここはジャナ・デリオンさすがだなと、ひとりで感心してました。

 

翻訳者はすごい

実はですね、前作を読んだ直後に、待ちきれなくて原作の英語版にチャレンジしてみたんですよ。翻訳アプリを使ってね。

 

でもね、全然ダメでした。
直訳するから何のことか全然わかんないし、会話とかも意味わかんないですよ。つまり、全然おもしろくないんですね。
それで早々にあきらめて、翻訳の続編をまっていたんですよね。

 

で、今作を読んで、やっぱり面白いなあ、翻訳者さまは偉大だなあ(手を合わせる)と、しみじみしたわけです。
なのでまた、おとなしく辛抱強く、次回作の翻訳を待っています。

 

まとめ

偽札が飛んでくるまでは、一文ごとに笑ってるイメージでした。
やっぱり面白かったですね。
ジャナ・デリオンは絶対コメディ番組好きだよなあと思ったりしました。

 

あと今回は、おばあさんの下着ネタがでてこなかったのでホッとしました。トイレネタは再登場してます。

 

ただ気になるのは、なんでもかんでも笑いのネタにしてしまうアメリカ人気質があるなあということです。気づいてましたけどね。
今作では地震がジョークのネタとして出てきます。
真面目な日本人としてはちょっと笑えなかったですね。

 

あとカーターは彼自身にも、フォーチュンにも、とても素直で誠実だなあと感心しました。昔の少女漫画のヒーロー並みに誠実です。
カーターはブレないですね。

 

一時的な感情や欲望では動かないんですよ。

やろうと思えばできるはずなんですけどね。
自制できる人なんですね。
だからこそ、あの結果になって衝撃でしたね。

 

結果からいうと、フォーチュンとカーターの甘い恋人期間が強制終了します。正体バレちゃいましたからね。

 

さあ次回はどうなるんですかね?!

 

最終巻を読むまでは死ねないので、健康に気をつけながら長生きしようと思います。(この記事を書いた時点でワニ町シリーズは26作あります。

 

それでは、お読みいただきありがとうございました♪

 

 

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『スリーピー・ホロウ』感想

 

こんにちは。
配送業者Amazonがいつもポンコツすぎるのでキレそうなサトーです。
商品はいつも玄関前か宅配BOXを指定してるのですが、にも関わらず必ず絶対にインターホンを鳴らして大声で「宅配でーす」と叫ぶ業者がいます。全員おっさんです。(ヤマトはさすがに指定通りに置いてくれる)

 

こちらは直接手渡しは一切望んでいないので玄関前に置いてもらえればそれでいいんでけどね。毎回そういうふうに指定してるのですが、こういうことは言いたくないんですが、文字が読めないのか理解できないのか必ず意地でもインターホンを鳴らして、なんならドア前まで来てドアをバンバン叩く業者がいます。

インターホンを鳴らさないってのがそんなに難しいんですかね?

 

なぜインターホンを鳴らしてほしくないのか?
なぜなら、こちらはzoom会議をしていたり、具合悪くて寝ていたり、休日に完全放心してゴロゴロしていたりするからです。

 

ドヤ顔で「お荷物です」とか言うので荷物を地面に叩きつけて「誰が直接手渡し望んだんだよ!」と叫びたい衝動に駆られます。マジで指定した内容が読めんのか?

 

Amazonへクレームを出そうにもチャットだと延々と質問を繰り返して苦情入力の画面にはなりません。電話はしたくないんですよね。
(以前に1回だけ文字入力画面が出たけどもう辿り着けない)

 

業者の連絡先も不明なので、苦情を言う先がレビューしかないんですよね。でも商品はいいのでレビューに書くのは違うなと。
どこへ苦情を入れればいいのか?検索してみたんですけどね。出てきた情報は古いもので役に立たないんですよ。

 

次にこういうことされたら業者の顔を見てキレ散らかそうかなと思うくらいにはキレてます。
世の中、直接手渡しを望まない人もいるんですよ。それがわからないんですかね?

 

もしかして配送業者は日本語を読む気がないのかなとか考えちゃいます。または、インターホンを押して向こうが出てきてくれたほうがラクだからわざと押してるんですかね?
だったら確信犯なので、こちらもキレていいですね。

 

でもその前に注意書きか立て看板を出してみて、効果があるか見てみようと思います。それでもインターホンを鳴らすんなら文字が読めないか理解できないか無視したってことですからね。そのときは張りきってキレようと思います。
そうと決まったら、今から大声を出す練習をしておきましょうかね。

 

さて、さいきん見た映画の感想です

 

 

ストーリー

 

都会で浮いてた若い刑事イカボット(ジョニー・デップ)は、上司に疎まれて田舎へ飛ばされ、怪事件担当にされる。
その村では首なし死体が続出し、犯人は見つかっていなかった。
イカボットは迷信を信じる村人たちと関わりあいながら、地主の娘に好意をもたれ、親を亡くした少年を助手にして捜査を進める。
ある夜、イカボットは首なし騎士に遭遇し、戦う羽目になる。

 

感想

若くて真っすぐで繊細で神経質で、プライドはあるけどちょっと気の弱いイカボットを演じるのは、当時36歳くらいのジョニー・デップです。
この演技が素晴らしいですね。
私、ジョニー・デップはあんまり好きじゃないんですけどね。この演技はいいなあと思いました。

 

イカボットの都会の上司役にアラン・アームストロングが出ていましたね。
それで最初のほうは、これはイギリスの映画だなと思っちゃったんですよね。
でもあれ、でもなんか様子が違うぞと思ってWikipediaを見たらアメリカ映画でしたね。
なぜアランが出たんでしょうね。まあいっか。

 

まとめ

クライマックスの風車小屋のシーンがなんとなく『フランケンシュタイン』を連想させて、オマージュ的な何かかなと考えたりしました。

 

首なし騎士の動きが俊敏で、めっちゃ強そうなんですよね。
ああ、これは狙われたら死ぬなと思ったんですよ。
で、Wikipediaを見たらスタントはレイ・パークという人だったんですね。

 

モータルコンバット2とかスターウォーズ・エピソード1に出てた人らしいんですよ。
やっぱりスタントマンの動きは違うな~と感心しました。
俊敏で力強くて無駄がないですね。さすがです。

 

それでは、お読みいただきありがとうございました♪

 

 

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シーズン1『フォールアウト』感想

 

こんにちは。
今年も無事に某お弁当屋さんのガパオライスを食べたサトーです。
ちょっとご飯が油っぽかったのが残念です。
また食べたいかといえばビミョーですね。
まあ、最後に食べてから1年以上経ってますし、私の味覚が変わったのかもしれないですね。

さいきん見たドラマの感想です。

 

このドラマは

終わり

終わり

  • サリタ・チョウドリー
Amazon

 

世界的に有名なゲームの実写版です。
世界の終末から200年後、地下で暮らしていたルーシーは誘拐された父親を捜すべく、危険な地上へと出ていく。
そこで待ち受けていたのは、親切な人や変な人や怖い人たちだった。
一方、地上では上司を見殺しにした兵士や、犬を連れて逃亡中の人や、鼻のない男などが、それぞれの事情で無法状態の世界をさまよっていた。

 

 

感想

ゲームは知らないのでドラマの感想だけ書きます。

 

ゲーム知らない私でも楽しめました。
ドラマとしてよくできてると思います。
青天井で予算を組んだんじゃないかってくらい、カネがかかっていそうです。

 

地下世界で不自由なく暮らしていたルーシーが、父親のために魑魅魍魎がうじゃうじゃいる地上へと出てくるんですね。

 

無菌室で育てられたかのようなルーシーお嬢さんのひとり旅から始まって、やがて彼女は地上の「良くない」世界を体験して、信頼できる人を見つけて、家族と世界の秘密を知ることになります。

 

そしてお嬢さんは父親離れして、鼻のない男と旅に出ます。

 

犬も出てくる

水辺で巨大サンショウウオもどきとか(ウーパールーパー?)が出てきて、ゲームっぽいなあと思いました。
ああいうのは見てて楽しいですね。

 

あと、犬が出てくるんですけどね。この犬が刺されるんですが蘇るので、犬好きの方は安心してください。

 

ドラマの作りとしては、過去と現在と複数地点の話が絡み合うので『ウォッチメン』2020を思い出しました。

 

ただ私、ウォッチメンは詳細は忘れたんですよね。
ウォッチメンよりはフォールアウトのほうが見やすいです。
というのもウオッチメンの後半は、製作陣のものか原作のものかどっちか知りませんが、メッセージ性が強すぎてついていけなかったんですよね。

 

その点、フォールアウトはかなり注意深く作られてる気がしたので、フォールアウトの方が見やすいかもしれないですね。

 

ゲームが原作というだけあって、いろいろ盛りだくさんで見ているうちにクセになります。
シーズン2が気になりますね。

 

まとめ

ルーシーの父親役でカール・マクラクランが出てくるんですよ。
最初は気付かなかったんですけどね。
あの瞳が変わってなかったんですよ。


つい最近まで『ツイン・ピークス』とか『ヒドゥン』とか『ブルーベルベット』を見てたのでね、急に老人になったマクラクランを見てちょっと衝撃でしたね。

 

で、俳優陣は老人になったカール・マクラクラン(瞳がきれい)、犬と逃げ出す男に『パーソン・オブ・インタレスト』のマイケル・エマーソン、鼻のない男にウォルトン・ゴギンズ、荒廃した世界に適応しながらも正直さを失わないお嬢さんにエラ・パーネルなどです。

 

個人的には、核戦争が起きて地下シェルターに引きこもった人たちがその後どうなったのか、というシミュレーションみたいなのが見られて面白かったです。


地上に戻ったんじゃなくて、地下でお行儀よく善良に暮らしていたという設定なんですね。地下には何世紀も暮らせるほどの資源が準備されていたそうです。

 

シーズン1の最後は、ルーシーが傷つきながらも正直さを失わないまま、再び旅にでます。
犬も元気そうですよ。

 

それでは、お読みいただきありがとうございました♪

 

 

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『追跡 税金のゆくえ~ブラックボックスを暴く~』感想

 

こんにちは。
10年くらい持ってた修正テープをやっと使いきって処分することができたサトーです。
修正テープってなかなか使わなかったんですよね。しかも使ってた当時のイヤな思い出が染みついた修正テープだったので、早く捨てたかったんです。
ついに使い切って捨てることができました。いや~すっきりしました。

 

さて、さいきん読んだ本の感想です。

 

 

この本は

 

毎日新聞の記者がコロナ禍での中抜きの実態や、一般社団法人を隠れみのにした不正、東京オリンピックの闇に包まれた事業費、バラまきのコロナ支援金、コロナ禍で国公立病院が黒字化した理由、消防団員から搾取されている報酬、天井知らずの防衛費など、
私たちの税金の消えていった先々を取材したものです。

 

67兆円という過去最高の税収となった2021年だが、その税金は無駄なく使われているのか?


という記者の疑問から取材を始めたそうです。

 

感想

まあ読んでいて楽しくなる本ではないですし、真面目に税金を払ってきた人ほど、読んでいて腸が煮えくり返ると思います。
税金に関して自由にできる裁量権を持った人々が、税金を好きなように、勝手気ままに使ってきたんだなということが、よーくわかります。

 

この本には、マイナンバーカードのことも少し出てきます。
マイナ保険証に関連した「IT導入補助金」について関係者は
「ニーズに基づいた政策というより、省庁間で予算を奪い合っているようにしか見えない」と語ったそうです。

 

ニーズがないのに予算を組もうとするのは、なぜですかね?
その奪い取った予算の一部が、
裏金として、脱税してる議員たちの懐に入ってるのかも?と考えてしまいました。

 

こういう人たちは税金を無駄につかう才能だけはありそうです。
国民からするといい迷惑ですね。

 

 

消防団員から搾取

地域の消防団には自治体から報酬が支払われてるそうなんですね。
で、この報酬も団員には渡らずに、幹部たちの飲み会に使われてるそうです。

これは私、知らなかったんで驚きました。

 

手口としては、消防団員に個人口座を作らせて、その口座のキャッシュカードや通帳や暗証番号は消防団が管理しているそうなんです。
で、報酬が振り込まれても団員の手には渡らずに、団(幹部)の飲食や飲み会に使われてるそうなんです。

 

なかなかに酷いですね。
まるでどこかのメジャーリーガーの元通訳みたいな、ガチの詐欺の手口じゃないですか。

 

善意で消防団員になる人への、ものすごい裏切りであり、犯罪行為ですよ。
で、こういうことが今も野放しになってるそうなんです。

 

いやあ驚きましたね。
カネに汚い人ほど、公金の側にいるんですよ。

そういう人たちばかりではないと思いますが、大きなカネが動くところにはそういう人が多すぎる気がします。特に今の日本では。


ほんと胸くそ悪くなるくらい、カネに卑しい人たちです。

 

 

まとめ

思ったんですけどね。
今の内閣支持率って23%くらいじゃないですか。

 

あれだけ大勢の裏金議員と脱税議員がいて処分もされないのに、しかも戦争ができるとか言ってて、ほんと正気じゃないと思うんですよね。

 

なのにまだ支持してる人たちがいて不思議だったんですよ。
で、この本を読んでみて、もしかして支持してる人たちって、あの消防団みたいに公金を不正に使ってたり横領してる人たちなのかなあと思ったんですよ。
そう考えると納得いくんですよね。

 

もしかしたら、自分自身も公金を横領してて表沙汰になるとマズいから、脱税してる議員に親近感を持ってるんじゃないですかね?
自分と同じ穴のムジナの脱税議員に親近感をもってるから、まだ支持してるんじゃないかなと。


そう考えたんですよね。
それだと支持する理由がわかるんですよ。
または老い先短いので、全部どうでもよくなってるとかね。
まあ、本当のところはどうなのか、わかりませんけどね。

 

とにかく私には理解できない人種がいて、そいつらは公金を横領して私腹を肥やしてるってのはわかりました。

 

ムカつく内容でしたけどね、読んでよかったです。
いろいろ勉強になりました。


この、カネに汚い人たちが一掃されればいいんですけどね。
今の日本にできますかね?

 

それでは、お読みいただきありがとうございました♪

 

 

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キョナとアドリエル『ザ・クロッシング』感想

 
 
こんにちは。
X(旧Twitter)を開くとだいたい地獄が広がっているのでなるべく見ないようにしてるんですが。Xじゃないと得られない情報もあるので、やっぱりXを見てしまうサトーです。
さいきん見た映画の感想です。
 
 

ストーリー

小さな村で平和に暮らしていたキョナたち一家。
突然やってきた兵隊が家に火をつけ、金品を強奪し始めました。
身の危険を感じた住人たちは村を出ていくことに。
 
キョナと弟のアドリエルも、家族と一緒に村を離れます。
ところが列車で検問にあい、両親と別れてしまったキョナとアドリエル
 
駅で待っていても、父と母は現れません。
やがてキョナたちは、町のはずれで顔に刺青のある男イスカンデルたちと暮らすようになります。
そこへ、人買いの男がやってきます。
 
 

ガラスに油絵を

アニメーション映画です。
 
このアニメーションは、
「ガラスに描かれた油絵を少しずつ直して動きを持たせ、完成まで10年以上を費やしたという」ことです。(引用→https://moviewalker.jp/news/article/1093378/p2
 
実際に見るとわかるんですが、滑らかな場面転換や、炎や煙や粉塵の動きとか凄いんですよね。これを「ガラスに描かれた油絵を少しずつ直して動きを持たせ」たいうのがすごいですよね。驚異的です。
アートとして見ても素晴らしい作品だと思います。
 
この話は、フローランス・ミアイユ監督の曾祖父母と母と叔父の経験をもとに作られたそうです。家族の歴史ですね。
 
映画は誰かのアトリエから始まります。
そこにあるスケッチブックが開かれ、描かれた顔の説明があり、物語がはじまっていきます。
 
 

キョナとアドリエル

主人公のキョナは勝気で反抗的な性格だけど(まあ環境を考えると反抗したくなるんですけどね)、自分でお金を稼ぐスキルはありません。
 
一方、双子の弟アドリエルは人気者で生活力があり、どこへ行っても環境になじんでしまいます。
 
そんな双子が親と生き別れたあと、人買いの男に買われたり、嫌な夫婦の子供になったり、サーカスでお世話になったり、収容所に連れてこられたりします。
 
そこで、いろんな人に出会います。
助けてくれる人、裏切ろうとする人、誘惑してくる人。
 
そういう人たちと関わりながら、行き場のないキョナたちは、必死で逃げて生きようとします。
 
 

迫害

キョナたちは今でいう難民になると思うんですよね。
ちょっと前ならユダヤ人迫害ですね。
で、こういうことは、今も世界のどこかで起こっていることだと思うんです。過去の話ではなくて現在進行形ですね。
 
最初に村を襲った輩が「カネを持ってるだろ イェルジッド人は皆そうだ」「ごまかせると思うなよ」「何度でも来て焼き払ってやる」と、キョナたちの家族を脅すんですよね。
 
こういうふうに、「○○人は××だ!」の思考で他人を攻撃する人が、世界中どこにでもいるのかと思うと怖くなりましたね。
 
 

まとめ

故郷をなくして無条件に追われる、見つかったら捕まるか殺される、という状況が、いかに不条理で過酷なものかがよくわかります。
 
アニメーションもストーリーも素晴らしかったです。
 
それでは、お読みいただきありがとうございました♪
 
 
 

デンゼル・ワシントン『青いドレスの女』感想

 

こんにちは。
大葉をごま油で炒めてパリパリにして白飯に塩と混ぜて食べる、というX(旧Twitter)で見たレシピをやってみたサトーです。
大葉を買ってきたのはいいけれど、ごま油を切らしてたのでオリーブオイルで炒めました。
が、風味がイマイチでただの塩ごはんになりました。
今度はちゃんとごま油でやってみます。
気になる方はググってみてください。

 

さいきん見た映画の感想です

 

 

ストーリー

 

仕事がなかなか見つからないイージー・ローランズ(デンゼル・ワシントン
バーの店主から紹介された男に仕事をもらうが、どうも怪しい。
でも、イージーは金欠なので仕事を受けることにした。
それはある女を見つけること。
彼女を知っているという人物を見つけるが、その人物は次の日に殺されてしまう。
イージー差別意識丸出しの警察に殺人容疑をかけられたり、ヤバい男たちと関わりながら女を探す。

 

見どころ

オープニングは夜の街を描いた絵が出てくるんですよ。
細部までしっかり映してくれたので、じっくり見ることができました。
とてもキレイな絵でしたね。

 

で、この映画の見どころというか、楽しみ方は、
Wikipediaの評価に「スタイリッシュ」とあるように、スタイリッシュでテンポよく進んでいくストーリーに置いていかれないように、しっかり見ていることですね。


テンポが速いし、いろんな人が出てきて状況もコロコロかわるのでね。
気を抜いたら何が何だかわからなくなります。

 

似たような人捜しをする映画は『チャイナタウン』1975、小説は『ロンググッドバイ』1953があるかなーと思いました。

 

あとはですね、デンゼル・ワシントンですね。
この映画は1995年で、彼は当時たぶん40歳くらいなんですが若く見えるんですよね。肌とかきれいなんですよ。どんなボディクリーム使ってたんだろーって思いながら見てましたね。

 

個人的にすごいと思ったのは、ラストでデンゼル・ワシントンがフェードアウトしたときのスムーズさです。
こっち向きに歩いてたのに、数秒後に気づいたら画面からいなくなってて、彼のいない住宅街のみが映ってたんですよ。


これはワシントンがダッシュして家の中に駆け込んだのかなとか、木の後ろに隠れたのかなとか考えちゃって、けっこう面白かったです。

 

探偵

この映画は原作があって、主役のイージー・ローランズはその後、探偵になって小説のシリーズは続くようなんですが、映画だけ見てるとイージーはあまりいい探偵にはなりそうにないんですよね。

 

というのも、探してる人物が向こうから来てくれたことが3回あったんですが、2回は取り逃がして、1回は他のやつに連れ去られるんですよ。
ちょっとマヌケですね。

 

あと、「殺人があった現場では指紋を取る」と知っているのに、殺人現場に指紋を残してくるんですよね。
ちょっと動きが鈍いというか、危機管理能力に疑問があるので、彼がそのあと探偵として活躍できたのか気になりますね。

 

しかも、この映画に出てくる警察は事件が起こると、よく考えずに手近な黒人を犯人に仕立て上げるような人たちですからね。
彼の幸運を祈るばかりです。

 

まとめ

キャラで怖かったのはマウスです。
彼はすぐに銃をぶっ放すんですよ。
あんなのがいたら怖くて近寄れないですね。

 

マウスを演じたドン・チードルは、ロサンゼルスと全米の映画批評家協会の助演男優賞を受賞したようです。

 

最後にね、イージーの友人オデルがいきなり出てきたんですよね。
これまでに出てきた印象がなかったので、このひと誰?って思いましたよ。オデルはそれまでに出てきましたかね?
ちょっと覚えてないですね。

 

40歳には見えない若いデンゼル・ワシントンが見られますよ。

 

それでは、お読みいただきありがとうございました♪

 

 

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