こんにちは。
次から次へと入力しなければならない書類が出てきて確定申告がぜんぜん進まないサトーです。毎年思うんですが、どうやったらこれ、効率化できるんでしょうね。書類整理が苦手すぎます。来年こそは・・・と思うんですけどね。
日本人と怪獣と怒り
さて最近読んだ本の感想です。
『<新版>自分を支える心の技法』感想
名越康文
表紙にあるように「怒り」をテーマにしている本です。
いわゆるアンガーマネジメントとはちょっと違って、そもそも我々日本人が共通に抱いているであろう「日本人の怒り」から話が始まります。
そしてまさか、赤ちゃんとゴジラと日本人の怒りに共通するものがあるとは思いもしませんでした。
このロジックを読んだあとは、コンビニなんかで意味不明に怒っている
中高年男性を見ても「ああ赤ちゃんなんだな。しょーがないな」と
考えればスルーできそうです。
許せるかどうかは別ですけどね。
とりあえずそう考えるだけでも
こちらは余計な怒りを抱かないで済みそうです。
この視点は目からウロコでした。
名越先生ならではの視点なんでしょうね。
体癖論
後半は、性格分類を使って「怒り」のタイプを分類していきます。
知る人ぞ知る体癖論も登場します。
体癖論はちょっと覚えていると人間理解に役立ちますよ。
特に、なんであの人あんなに怒ってるの?わけわかんないんだけど?
ていう場合にヒントになりそうです。
まあ、訳がわからなかったら無理して理解しようとしたり
受け入れなくてもいいと思うんですけどね。(必要な場合をのぞく)
まとめ
怒りと性格分類以外でも、非常に丁寧に分析、解説されているので
ときどき読み返すとまた新たな発見があります。
性格分類では、自分がどんな「怒り」をしやすいタイプか
ということもわかるので
自分で自分のご機嫌をとりたい人には
役立つかもしれません。
大変味わい深い一冊です。
名越先生が長年にわたって人気があるのも頷けますね。
それでは、お読みいただきありがとうございました♪