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『嵐にも負けず』ワニ町シリーズ  第7巻 感想

 

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こんにちは。
ビヨンセデコトラと一緒にポーズを決めてる写真をみて、クーーーーール!!!とつぶやいてしまったサトーです。

誰ですか、ビヨンセデコトラを教えたのは。

 


かっこよすぎです。
目の付け所がさすがビヨンセってかんじですね。
デコトラビヨンセに選ばれるだけあるよな~ってかんじで、どことなくファッショナブルに見えてきますね。
カッコイイ人は何をやってもカッコイイんですね~。

 

さいきん読んだ本の感想です

 


ストーリー

 

ワニ町シリーズの7作目です。

 

シンフルにきて6週目に入ったと思われる我らのフォーチュン。
約20年ぶりに姿を現したしたシーリア町長の夫マックスのせいで、ざわつくシンフルの住人たち。
そして町にハリケーンが襲来し、飛ばされてきた偽札からフォーチュンたちは事件へ突入していく。

 

フォーチュンは大敵アーマドの存在を身近に感じて危機を悟る。
そしてついに、カーターに正体が知られてしまう。
ふたりの恋の行方はどうなる?
フォーチュンは無事でいられるのか?

 


感想

ネタバレになっている部分があるかもしれないので、未読の方はご注意ください。

 

今回は邦題に「嵐」とあるように、まさに嵐のような衝撃がありましたね。
読み終わったあと、しばらくはちょっとショックで落ちこんでいました。

 

まず事件のほうですが、偽札が発見されて、それがアーマドへつながっていくんですね。
このへんがちょっと複雑なんですけど、仕掛けとかはアメリカのドラマで見たようなオチだったんですけど、まあ私は気づかずに最後まで読みきったので面白く読めました。
推理のほうは唐突なかんじもしましたが、まあ腕利きのフォーチュンなので、そういうのもアリかなーと思うことにしました。

 

1点ですね、気になったことがありまして。
フォーチュンとガーティがマックスの部屋から逃げるときに、ニセの小包を路地に放り投げたんですよね。
それについて、そのあとはふれてなかったんですが、あの小包からフォーチュンの指紋がとれれば一発でサンディ=スー・モローにたどりついて、CIAに通知がいくよなーと思ったんですね。

 

まあ今回は別の方法で追跡されてましたけど、個人的にはあの箱を敵に拾われてたらかなり危なかったんじゃないかなと思いました。

 


フォーチュンと保安官助手カーター

前作『幸運には逆らうな』の解説にあったように、今回はフォーチュンの正体がカーターに知られてしまいます。

 

なぜ?どうやって?というのは、ぜひ読んでいただきたいんですよね。
そのほうが衝撃を受けられるのでね。

 

で、このシーンについて詳細は書きませんが、感想を書きます。

まず、グダグダ引き伸ばさずにバッサリやったのがよかったですね。
感情面を取り上げずに、淡々とやったのがふたりらしかったです。
そして、言い訳しなかったのはさすがフォーチュンだなと。
普通のドラマとかだと「お願い」とか「話を聞いて」とか言いそうなんですけどね。

(この時、フォーチュンがしたのは説明であって言い訳ではないので)

 

フォーチュンはそんなことしなかったんですよ。
正体がバレても動揺は見せなかったんですね。
これがすごいですね。

 

すがったり懇願したりしないのが、さすがフォーチュンです。
そういうのをやっても無駄だとわかってるんですね。
いや、そういうキャラなんですよ、フォーチュンがね。
ここはジャナ・デリオンさすがだなと、ひとりで感心してました。

 

翻訳者はすごい

実はですね、前作を読んだ直後に、待ちきれなくて原作の英語版にチャレンジしてみたんですよ。翻訳アプリを使ってね。

 

でもね、全然ダメでした。
直訳するから何のことか全然わかんないし、会話とかも意味わかんないですよ。つまり、全然おもしろくないんですね。
それで早々にあきらめて、翻訳の続編をまっていたんですよね。

 

で、今作を読んで、やっぱり面白いなあ、翻訳者さまは偉大だなあ(手を合わせる)と、しみじみしたわけです。
なのでまた、おとなしく辛抱強く、次回作の翻訳を待っています。

 

まとめ

偽札が飛んでくるまでは、一文ごとに笑ってるイメージでした。
やっぱり面白かったですね。
ジャナ・デリオンは絶対コメディ番組好きだよなあと思ったりしました。

 

あと今回は、おばあさんの下着ネタがでてこなかったのでホッとしました。トイレネタは再登場してます。

 

ただ気になるのは、なんでもかんでも笑いのネタにしてしまうアメリカ人気質があるなあということです。気づいてましたけどね。
今作では地震がジョークのネタとして出てきます。
真面目な日本人としてはちょっと笑えなかったですね。

 

あとカーターは彼自身にも、フォーチュンにも、とても素直で誠実だなあと感心しました。昔の少女漫画のヒーロー並みに誠実です。
カーターはブレないですね。

 

一時的な感情や欲望では動かないんですよ。

やろうと思えばできるはずなんですけどね。
自制できる人なんですね。
だからこそ、あの結果になって衝撃でしたね。

 

結果からいうと、フォーチュンとカーターの甘い恋人期間が強制終了します。正体バレちゃいましたからね。

 

さあ次回はどうなるんですかね?!

 

最終巻を読むまでは死ねないので、健康に気をつけながら長生きしようと思います。(この記事を書いた時点でワニ町シリーズは26作あります。

 

それでは、お読みいただきありがとうございました♪

 

 

fortunamajor.hatenablog.com

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