こんにちは。
アニメはたまーに見る程度のサトーです。
最近、読んだ本の感想です。
この本は
訳者あとがきにこうあります。
ピクサーが生き残りをかけて『トイ・ストーリー』の制作に乗り出したころから、ディズニーに買収されるまで、10年あまりの物語
著者ローレンス・レビーは
ピクサーのCFO、取締役などに就いていた
人で、ピクサーのIPOを実現させた
人物でもあります。
ピクサーが八方ふさがりだった時期から
株価がどんどん上がって「評価が高すぎ」て
不安になり、ディズニーに売却するまでを
財務面から支えた人です。
スティーブ・ジョブズが
私、はじめて知ったんですが
ピクサーはスティーブ・ジョブズが
所有していたんですね。
ジョブズがもぐりの学生時代に
カリグラフィーに魅了された話は知っていたので
アートに対する理解はあるんだなと思っていましたが
まさかアニメに対しても
情熱とお金を注いでいたとは知りませんでした。
しかも長年、赤字続きのピクサーを
ポケットマネーで支えて
見捨てなかったなんて。
それだけピクサーが持つクリエイティブな力を
信じて魅了されていたということ
なんでしょうね。
CFOローレンス・レビー
著者のローレンスは、そんなジョブズを
CFOとして現実面で堅実に支えます。
情熱的だけれどもどこか浮世離れして
夢見がちなジョブズを
上手に現実的なビジネス路線に誘導して、
少しづつ勝利を引き寄せていきます。
弁護士と会社経営を経験してるだけあって
世間知もあるし、法律を重視して
戦略的に動いていきます。
このあたりの考え方や、物の言い方は
とても参考になりますね。
私が同じ状況になることはないと思いますが
それでも参考になります。
違和感
内容は面白かったんですが
ひとつ気になったのは、ところどころで
翻訳で違和感があったことです。
私は英語は詳しくないんですが
例えば「痛し痒し」とか「放置プレイ」とか
明らかにこれ日本オンリーの言葉じゃね?
っていうのが出てくるんですよね。
本当に原著にこういう単語が出てきたんでしょうか?
それとも面白くするための
訳者の創作なんでしょうか。
わかりませんね。
まとめ
そういう細かいところはともかく
ローレンス・レビーが四苦八苦しながら
仲間たちと創り上げてきたきた過程は
ビジネス的にも大変参考になります。
あのジョブズでも、ピクサーで
10年以上苦労したんだなと思うと
私も、もっともっと頑張れる余地があるよなーと
励まされるような気がするのでした。
それでは、お読みいただきありがとうございました♪