本と映画とドラマの感想|サトーのブログ

本、映画、ドラマの感想を書いています。

英国ドラマ『リグ〜霧に潜むモノ〜』感想

 

このブログではアフィリエイト広告を利用しています。

 
 
こんにちは。
海の真ん中で未知のモノに襲われるドラマを見たので感想を書くサトーです。
 
ネタバレしてるのでご注意ください。
 
 
 

ストーリー

エピソード1

エピソード1

  • マーク・ボナー
Amazon
北海の海のど真ん中の油田「リグ」で働くキンロック・ブラボーの作業員たち。
ある日、停電と不可解な霧に襲われる。
そこから人が死に、人が狂い、陸との連絡を絶たれ、孤立する。
そして海の中にいた超自然的なモノが本気を出して、人間たちに攻撃を開始する。
 
 

このドラマは

英国ドラマです。
ゲーム・オブ・スローンズ』のイアン・グラン、『ライン・オブ・デューティ』のマーティン・コムストン、エミリー・ハンプシャー、マーク・ボナー、オーウェンティールなどが出ています。
 
英国ミステリー調というか、人間ドラマを交えた感じで粛々と進んでいきます。
クリーチャーとか出てこないし、最後のオチは好みがハッキリ分かれるでしょう。
個人的には嫌いではないですね。
 
イアン・グランが背の高い王子様スタイルなので、ゲースロを思い出して、本当にこの人はナイトが似た合うよなあと、ため息つきました。
 

感想

いつも通り海のど真ん中の職場で働いていたら、未知と遭遇してパニックになる話です。
おそらく、エコロジカル・ホラーというやつです。
 
 
なんかですね、ミスト(2007)とかエイリアンとかエクスパンスとかの影響を受けているような気がしました。いろいろ混ざってるかんじですね。
 
 
ここからネタバレします。
 
 
海底に眠るものは巨大な有機物なんですよね。
わかりやすくいうと規模のでかい植物です。地球規模で根を張る菌類をイメージしてください。
そんなかんじのやつが、意思を持って人間を攻撃してきます。
 
なぜ攻撃してきたか?
そこからどう逃げるか?
どう戦うか?
そもそも敵は何なんだ?
 
とかね、そういうのがちょいホラー&ミステリー調に仕立てられていたので、なかなか楽しめました。
 
 

自然保護

後半に、植物の気持ちがわかるという人が出てくるんですよ。
それを見て思い出したのは『僕の地球を守って』の木蓮とアリスです。
懐かしいですね。
アリスは植物の気持ちがわかって会話もできたと思うんですが、あんなかんじで植物と繋がっちゃう人が出てきます。
 
この話はスウェーデン生まれで、イギリス育ちらしいんですよね。
 
もし、これがアメリカで作られたなら、最終話のダグの有機物の視点に立ったセリフはなかったような気がします。
アメリカが作ったら、もっとわかりやすい化け物を出して、人間を襲いまくっただろうなと。
 
あと環境破壊などのメッセージ性はすっ飛ばして、単純なホラーの娯楽作品になってたのかもなーとか考えました
 
ちなみに・・・アメリカで作られたエコロジカル・ホラー『ストレンジネイチャー』は、実際の環境問題を扱ってますが、フィクションであろう化け物も登場します。
これが人間を襲うんですよね。
 
だよねーってかんじです。なんかアメリカではこういうタイプの映画には化け物を出さないと見てもらえない・・・みたいなものがあるんですかね?
 
『リグ』が自然というテーマを直球で投げてきたのは、なんだかヨーロッパってかんじがしますね。
 
 

まとめ

シーズン1の最後で、大きな脅威として津波が出てきます。
「ツナミ!」と連呼してるんで、「TSUNAMI」のもつインパクトをわかっててあえてやってるかんじです。
 
日本人としては気分は良くないですが、すでに津波は、ワニやサメと同じように気軽に消費されるエンタメ・コンテンツになったのでしょうか?
まあそれを言ったら噴火や洪水やハリケーンはどうなるって話ですけどね。
 
流れとして、とうやらシーズン2に続きそうなので、個人的には楽しみです。
 
霧に襲われた本土はどうなるのか、化け物は出てくるのか、ヘリに乗せられた人間たちはどこへ行くのか。
シーズン2があるといいですね。
 
それでは、お読みいただきありがとうございました♪