こんにちは。
張りきってナマケモノの映画を観にいったら、混乱して帰ってきたサトーです。
映画の感想です。
ちょっとネタバレしてるんでご注意ください。
ストーリー
密林で密猟者にさらわれたナマケモノ(アルファ)は、違法ペット業者の手を経て、大学生エミリーのもとへやってくる。
エミリーは寮の会長の座をゲットするため、選挙戦にかわいいアルファを利用する。
そのころから寮では人が死に始めて、行方不明者が相次ぎ、かわいかったアルファが狂暴な本性をむき出しにする。
感想
もうね、何がなんだかわかりません。
ストーリーもろくに覚えてないんですよね。
ナマケモノが人を殺しまくってた、てことしか覚えてないです。
ズバリ感想はですね、「ヒドいな、これ」です。
いろいろヒドいんですけど、レビューを見て多かったのが「B級ホラー」というものです。たしかにA級ではないですね。
見終わった後に、一番わからなかったのがこの映画の製作意図です。
あきらかにしょーもないのに、なぜこれにGOサインが出たのか?
なぜ予算がついたのか?
脚本の段階で不安にならなかった?
なぜ映画にして全世界公開しようと思った?
ということなんですね。
で、英語版のWikipediaを見たら、脚本を書いて制作にも関わったブラッドリー・ファウラーが、この映画は「最も愚かなアイディア」を考え出そうとした時に生まれた。とありました。
それで納得です。
最初から「最も愚かな」ものを目的として作ってたなら、この仕上がりも納得ですよ。制作陣は満足してることでしょう。
この映画はそれ以上のものにはなり得ないですしね。
作り手が、愚かな映画を作るぞ!と気合を入れて作ったんなら、狙い通りに仕上がっています。
ナマケモノ
私ね、ナマケモノがちょっと好きなんですよ。
実はナマケモノの小さい人形を1つ持ってるんですよね。
だから、この映画はけっこう楽しみにしてたんですよ。
あのナマケモノが!
省エネモードがすぎて動きが鈍すぎて、すぐ捕まっちゃうナマケモノが!
一体どうやって人を殺すんだろう?
そうか、あの爪で殺すのか!
でも刺す前に逃げられそうだぞ?
大丈夫なのか?!とね。
心配しながらも楽しみにしてたんですけどね。
予想のナナメ上をいく仕上がりで変な気分になりましたね。
ナマケモノのアルファはですね、ぬいぐるみ感が炸裂してて、かわいいっちゃかわいいんですよ。
グレムリンみたいなかんじです。
でも途中から、ナマケモノのはずなのに動きが忍者みたいに素早くなったり、密林にいたはずなのに学生寮にきたとたんマウスを持ってPC操作したり、文字が読めたり、スマホでセルフィー撮ったり、SNSに投稿したりするんですよね。
いきなりデジタルツールを使いこなすんですよ。
『フィフス・エレメント』のリー・ルー並みの学習能力です。
AIかよ。
あと、運転してたけどあなたの足、ペダルに届かないはずだからアクセルもブレーキも踏めないよね??となりました。
あと、このナマケモノが人を殺してまわるんですけど、動機が不明です。
自分(ナマケモノ)を排除しようとした人を狙ったかと思えば、自分を自然の中に帰そうとしてエミリーを説得した人も狙うんですね。
なのに、あとになって「故郷に帰りたい」みたいに言うんですよ。
じゃあ最初から帰ればよかったじゃん!帰そうとしてくれた人を攻撃しておいて、お前は何を考えてるんだ?さては何も考えてないのか??
そして有名ホラー映画『サイコ』や『シャイニング』を思わせるシーンがありましたね。
それがやりたかっただけか???
まとめ
主役のエミリー(主役か?本当の主役はアルファじゃないのか?)が大学4年生なのに、あまり機転がきかないというか、襲ってくる敵に怯えていることが多かったんですよね。
これはエミリーのキャラなのかもしれませんが、このへんの女子大学生像というのが昔とあまり変わってないのでは?と思いました。
エミリーたちが戦うシーンもあるんですけどね。それでもちょっと古い女性像かなーと。
個人的には闘志全開だったゼニーがお気に入りです。声もステキ。
あと、このナマケモノがゾンビ並みに死なないんですよね。
お前はもうナマケモノじゃないだろ。
それでは、お読みいただきありがとうございました♪