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ケビン・コスナー『Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼』感想

 

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こんにちは。
頭の中に別人格がいて、こっちの都合で自由自在に話しかけたり相談できたりしたら、それは助かることなのか、それとも苦しいことなのか、まったく想像つかないサトーです。

さいきん見た映画の感想です。
 
 

ストーリー

ミスター・ブルックスケビン・コスナー)は連続殺人鬼です。今まで捕まったことも、犯行が気づかれたこともありませんでした。ところが。
 
最近は自制していたけど、誘惑に負けてひさしぶりに犯行に及んだら盗撮されてて、それが元で新たな殺人をすることになります。
 
彼を追うのは刑事のアトウッド(デミ・ムーア
彼女は夫との離婚でモメていますが、殺人鬼逮捕への執念があります。
 
ミスター・ブルックスは完璧な犯行を続けられるのか。
 

感想

刑事役で登場するデミ・ムーアがかっこいい映画ですね。
 
映画の後半でデミムーア演じるアトウッドは、ある疑いをかけられるんですよ。けれど、最後のほうではいつの間にか、疑いがなかったみたいに振る舞ってるんですね。なぜ疑いが晴れたのか、そこをもうちょっとそこを描いて欲しかったですね。
 
おそらくブルックスが言ったように、彼女が疑われた事件の現場からスミス(バファート)の尿が出たので、それが決め手になったんだと思うんですけどね。個人的にはここはもうちょっとハッキリさせて欲しかったです。
 
それにしても、アトウッドの元夫は浮気しまくって離婚したのに、別れた妻に500万ドル請求するとか信じられない図々しさですね。妻側の弁護士もほいほいと言うことを聞くのであまり有能な感じはしませんね?
ここで私、弁護士も夫とグルじゃないかなーと疑ったんですけどね、それは違ったみたいです。考えすぎでした。
 
 

ブルックスとマーシャル

ブルックスはずっとマーシャル(ウィリアム・ハート)と喋ってるんですね。マーシャルっていうのは、ブルックスの頭の中にいる別人格なんですけどね。幻覚を見ているのか、分裂症なのかわからないんですが、Wikipediaによると別人格らしいです。
 
この「頭の中で誰かと喋っている」というのは、最近だと『フライト・アテンダント』のキャシーや、『プロディガル・サン』のマルコムを思い出しますね。キャシーもマルコムもブルックスも、常に頭の中で誰かと話してるんですよ。
これだけ聞くとちょっとやばそうな人に見えますが、でもブルックスとマルコムは知能は高いんですよね。キャシーはちょっと別件です。
 
ブルックスには常識があって、自分の犯罪の痕跡を残さない賢さがあります。
ブルックスは『サイコパス』でいうところの捕まらないサイコパスなんでしょうね。自分の欲望をコントロールして、後先まで考えて行動できる殺人鬼です。
 
 
 

まとめ

全体的に面白く見られました。
とくに最後のオチが意外で良かったです。
 
一連の犯行を終え、安堵したブルックスを新たな恐怖が襲います。
それは・・・というやつです。
 
ただ、こればっかりは彼お得意の殺しの技を使うわけにはいかないので、このあとブルックスはかなり苦悩しそうですね。
 
さあて、彼はどうするんでしょうね?
怖くて夜も眠れなくなりそうです。
 
それでは、お読みいただきありがとうございました♪