本と映画とドラマの感想|サトーのブログ

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逃げ足の速さって大事『殺人鬼から逃げる夜』感想

 

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こんにちは。
脚力および体力には自信のないサトーです。

 

さいきん見た映画の感想です。
ネタバレがあるかもしれないので、未視聴の方はご注意ください。

 


ストーリー

 

 

悪どい殺人鬼がいます。
罠を張って獲物を誘いこむタイプの
ずる賢いやつです。

 

そいつにロックオンされたギョンミ
帰宅後に、家に帰る途中で襲われます。

 

まずいことにギョンミの近くには
母親がいて、下手すると
母娘ともども殺人鬼の餌食になります。

 

おまけに2人とも耳が不自由
音が聞こえません。

 

一方、同じ町で、連絡がとれなくなった
探して走り回るがいます。

(ギョンミたちとは血縁関係なし)

 

ギョンミはしつこく追ってくる殺人鬼から
逃げることができるのか?
兄は妹を見つけることができるのか・・・

 


面白い

面白かったです。
特に、夜の人のいなくなった下町で
ギョンミたちが走り回るシーンが
迫力ありました。

 

普通はああいう小汚い下町や路地裏(ごめんなさい)
をスタイリッシュに撮ることは
難しいと思うんですが

 

カメラワークとスピード感で
めちゃくちゃカッコよくなってました。

 

一番怖いのは、執念深くて体力もある
殺人鬼がどこまでも追いかけてくることです。
それでギョンミは必死に逃げる。
それでも殺人鬼は追ってくる。

 

シャイニング』みたいなシーンもあるので
迫力は十分ですね。

 


ギョンミの生への執着

主人公のギョンミがですね
メンタルと脚力がめっちゃ強いんですよ。

 

仕事でお客様に悪態つかれたら、やり返す
車通勤してるのに、足がめっちゃ速くて体力あるし、
靴下でアスファルトの上を疾走するし。

 

もしかして、部活やってた?
て聞きたいくらいです。
彼女はまだ若いですし、
とにかくすごい体力があります。

 

そして殺人鬼に捕まっても
絶対に逃げようとするんですよね。
生きることをあきらめないんです。
「死にたくない。将来にやりたいことがたくさんある」
と言って。

 

生きる執念が強いんですよね。
それは彼女が今、幸せに生きているから
だと思うんです。
幸せに生きているから、死にたくない。
そりゃそうだ。

 

こちら↓↓↓の本にも書いてありますが、健常者の中には障害者を見ると
それだけで「可哀想」と思うことがあるが、それはただの思い込み。
というような言葉を思い出しました。

 

fortunamajor.hatenablog.com

 

 

最強の切り札の使い方

出てくるキャラクターの中で
最強なのがお兄ちゃんなんですよね。
妹が行方不明になってるので
探し回ってるお兄ちゃんです。
彼は元海兵隊で、戦闘訓練も積んでるようです。

 

一方、殺人鬼のほうも、韓国の徴兵制度で
徴兵されて訓練を受けたと想像します。

 

その殺人鬼と・・・しかも刃物を持ってる・・・
タイマンでやりあっても勝てるくらい強いのが
お兄ちゃんです。

 

このお兄ちゃん、強すぎるので
そのまんま殺人鬼と戦うと、あっという間に
話が終わっちゃうんですよね。

 

だからお兄ちゃんには
妹思いで過保護すぎる」という
弱点を与えたんだと思います。

 

それによって話がすぐには終わらないんですね。
おまけに殺人鬼にもこの弱点を利用されます。

 

このあたりのキャラクター設定が
基本といえば基本ですが
よく考えられてるなと思いました。

 


男は自慢したがる

おもしろいなーと思ったのは
男は自分の犯行を自慢したがる」説が
この映画の中でも描かれていたことです。

 

このドラマのエピソード7の最後のほうでも
その説にふれています。↓↓↓

 

fortunamajor.hatenablog.com

 

 

殺人鬼はあえて自分から警察に接触したり
警察署みたいな所へ出向いて証言したりします。
自分の力を見せびらかしたいんですね。

 

ちょっと脇道にそれるんですが・・・
このとき殺人鬼にからんで警察署を出禁になるおじさんが登場します。
警察署を出禁になる人っているんですね。
ちょっと笑っちゃいました。

 


まとめ

この映画は細かいところ、
例えば警察が気の抜けた警備員みたいで
役に立たないとか、
スマホを持ってるのになぜ通報しないんだ
とか

 

そういう細かいところも、まあ気になるといえば
気になるんですが
それ以上に緊迫感がすごかったので
結果として目が離せずに
最後まで一気に見てしまいました

 

そういう意味でエンタメとして
よくできた映画だと思います。

 

あとは耳が不自由な人が日常的に使っている
アイテムがいろいろあるんだなあと
勉強になりました。

 

ちなみに、日本だと・・・
聴覚や言語に障害のある人は
110番アプリシステム」を使って
通報できるそうです。

110番アプリシステム 警視庁

 

ダウンロードして、
事前に個人情報を登録すると使えるそうです。
通報時には通話料金がかかるそうです。
なんじゃそりゃ。

 

ということで、いざというときに
通報できる方法をしっかり考えておいたほうが
よさそうですね。

 

それでは、お読みいただきありがとうございました♪

 

 

fortunamajor.hatenablog.com