こんにちは。
私にとって見えることは当たり前になっているけれど、よく考えたらすごいことだよなー、とこの本を読んで思ったサトーです。
最近読んだ本の感想です。
視覚以外の世界
一般的な人は
視覚から得る情報が8~9割だそうです。
目に頼っている世界ですね。
けれど、そうした世界の中には「別の顔」
があるのだと著者はいいます。
それは視覚障害者が生きている世界です。
その、目の見えない人たちが「見ている」世界が
いくつか紹介されています。
私はこの本で晴眼者という言葉を
初めて知りました。
見えない人は、視覚を使わずにアート鑑賞をしたり、
聴覚や触覚をフル活用したり
スポーツで活躍したり。
現在、生きるために視覚に頼りっぱなしの
私からすると驚嘆することが多かったです。
三次元と二次元
目からウロコだったのは
「見えない人にとっての富士山と、
見える人にとっての富士山さん」
のところで出てきた
木星のイメージの仕方の説明です。
それを読んで
" 三次元を二次元化することは、
視覚の大きな特徴のひとつです。 "
というところでウロコが落ちました。
もしかしたら見えない人は、
世の中の物事や事象(月や山など)を
見える人よりもロジカルに
捉えているのかもしれないなと思いました。
さわらない
意外というか
現代日本だと、まあそうかもしれないなと
思ったのは、
情報を得るためでも
あまりモノなどに「触らない」
ということです。
たしかにそうですね。
触れてほしくない人もいるでしょうし
衛生面でも問題がありそうです。
そう考えると、その昔
ヘレン・ケラーが初対面の人の
顔を触りまくっていたのは
時代のおかげというか、相手がかなり
寛容な人物だったのかもしれないですね。
まとめ
私には想像できなかった視点から
「見る」ことや、物事の捉え方が
書かれていて興味深く読みました。
とはいえ、私は視力を失ったらと
考えると恐怖で眠れなくなりそうなので
晴眼であることに感謝して
明日も生きていきたいと思います。
それでは、お読みいただきありがとうございました♪