本と映画とドラマの感想|サトーのブログ

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本『ワ二の町へ来たスパイ どこまでも食いついて』感想

 

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こんにちは。
PC修理の見積もりを依頼したのに、返信がぜんぜんこないサトーです。
おかげでPCが使えるメドが立たず、仕事が止まっています。
別の業者にもメールを出しましたが、今のところ返信がありません。
果たして私のPCが修理に出る日はあるのでしょうか。こうなったら買い替えたほうが早いかもしれませんね・・・

 


ワニ町シリーズ

さて、スパイが出てくる小説の感想です。

『ワ二の町へ来たスパイ どこまでも食いついて』
ジャナ・デリオン

 

 

 

ワニ町シリーズの第5弾です。

ここまでの話をおさらいをすると
CIA工作員フォーチュンは任務中にやらかしてしまい、
大物犯罪者から命を狙われることになりました。
上司のはからいで絶対見つかりそうにない場所
シンフルの町に身を潜めることになります。

 

そこではバイユーと呼ばれる川があちこちを流れていたり
川にワニがいたり、イケメン保安官助手がいたり、
とんでもなく元気なおばあさん達が暮らしたりしています。

 

シンフルに来たフォーチュンは、初日か翌日には
殺人事件に関わることになり、
町のみんなを巻きこんで大騒動に発展していく・・・
というストーリーです。
日本語訳は5巻でていますが、だいたい全部こんなかんじです。

フォーチュンが事件に巻きこまれるとか、首を突っこんで事件が大ごとになっていきます。


スパイ小説…だと思う

たぶんこれはスパイ小説なんですが
(主人公が休業中だけど現役スパイだし)
ジェームズ・ボンドみたいにクールでニヒルで残忍なやつじゃなくて
もっと身近でハチャメチャで笑えるやつです。
でもコメディだけではなくて、ダークな部分もきちんとあるし
人間の悲哀めいたものも描かれています。

なので、面白いか?といえば、おもしろいです。

 


ちょっとザンネンな第5弾

個人的な感想を書きますね。
第4弾の『ハートに火をつけないで』までは
手放しで推せたんですよね。
でもこの『どこまでも食いついて』はちょっとビミョーです。

 

どこがビミョーかというと
おばあさんに対する下ネタで笑いをとろうとする箇所が多すぎるんです。
1,2回なら、ああハプニングでこういうこともあるよね、
とスルーできるんですが
3回以上でてくると、これで笑いをとれると思ってるのかな…?
と引いてしまいます。

 

具体的にはおばあさん
(ただし普通のおばあさんではなく超元気なおばあさん)
が転んでスカートがめくれあがり、
下着が丸見えになったとかですね。
老人を半裸にして人前にさらすとかですね。
個人的にはドン引きでしたし、
前作まではわりと、クールとまではいかないけれど
ダサくもない方法で笑わせてくれたんですが、
この『どこまでも食いついて』は、そういう意味では
とても残念な方法で笑いをとりにきてた印象です。

 


でも人気がある

それでも・・・
レビューを見てみると、面白かった!と
言ってる人がいるので、やはり人気はあるんですね。

でもやっぱり老人 × 下ネタは私は笑えないんですよねえ・・・

 


おいしそう

さて、この作品の魅力についても説明しておきます。
現役スパイ(休業中)ということで
アクションや潜入や隠密活動のシーンもでてきます。
そういうカッコイイシーンと、コメディめいたシーンの
メリハリが効いていて、どんどん読めちゃいます。

 

そして、主人公フォーチュンの友人アリーが作るお菓子や料理が
おいしそうすぎることも大きな魅力だと思います。

私は登場した料理の名前をいちいちググって
画像を眺めながら、おいしそう~こんなの食べてみたい~とか
どんな味だろう~とか考えているので
ページがぜんぜん進まないときがあります。
食べ物の描写がうまいんですよね。

 

うちの近所にもアリーみたいな人がお店を開いてくれたらいいのに~
そしたら毎日通うのに~
とか考えはじめるんですよね。
なお、自分で作る気はありません。ハイ。

 


次も読むよ

第5弾『どこまでも食いついて』は、笑いのセンスが残念でしたが
次回作はそのあたりが改善されていることを期待します。
なので、第6弾がでたらすぐにでも読むと思います。

 

それにしても、裏庭にワニがいるかもしれない環境で暮らすって
どんな強メンタルなんでしょうね?
南国に住む私でもシンフルにはあんまり行きたくないなと思います。

ただ、アリーフランシーンの料理が食べられるなら、
バイユーから離れたところになら住んでもいいかな、と思ったりもします。

 

興味があれば読んでみてください。

 

それでは、お読みいただきありがとうございました♪