1969年のアニメ『どろろ』って観たことありますか?
手塚治虫の漫画をアニメ化した作品です。
放映されたのは1969年の白黒アニメ。
プライムビデオでどろろを初視聴しました。
まだ半分くらいしか見てないんですが、そのあと原作の漫画も読みました。
アニメのほうは面白いといえば面白いんですが
ちょっと注意が必要で
それは何かというと
どろろという子供がメインキャラであることからすると
おそらく子供向けに描かれた作品なのでしょうけれど
特にアニメの前半は残虐な暴力描写が多々あります。
子供が大人に集団暴行されるとか
痛めつけるというよりは拷問に近い仕打ちをうけるとか
かなりショッキングです。
戦争体験者が描いた作品とはいえ
穏やかに過ごしている現代の私から見るとかなり過激です。
あらすじですが、
百鬼丸という親ガチャに外れた若者が
とある目的で48体の妖怪を倒すため
旅をしていく話です。
私はこの時代の漫画やアニメはリアルタイムでは体験してないのですが
(生まれてないですしね)
時代背景を考えると
どろろに描かれている残虐な描写は
当時ではそう珍しいことではなかったのかなと。
(それはそれで恐ろしいですけどね)
「ばんもん」のあたりまではクリミナルマインドも真っ青ね?!という残酷描写が続いて、これは子供には見せちゃいけないのでは…と思ったり。
どろろを見ていて
ちょっと頭によぎったのが『はだしのゲン』です
昭和の時代、図書館には絶対ありましたよね?
何年か前にこんなニュースがありました。
↓
必要なものと、そうでないものとの線引きは
人それぞれで違いますし
他人には強要できないのですが、これには驚きました。
自国の負の歴史が描かれたものを(創作とはいえ)子供たちの目の前から撤去するというのは教育上どうなのか?と個人的には思いますが、いやはや、時代も人も変わっていくものなんですね。
さて、アニメ『どろろ』です。
盛大なCG技術の映画を見慣れた現代人からすると
特に最初の1〜2話は技術的な面では突っ込みどころが満載です
嫌味な言い方をすると紙芝居っぽいです。いいえ、これはアニメです。
でも声優さんの声の力と
絵の迫力でぐいぐい引き込まれていきます
ただし、繊細さんとか落ち込んでる人には刺激が強すぎるかもしれません。
心が元気な時に見たほうがいいでしょう。
どうやら『どろろ』が特別過激というわけではなさそうです。
手塚治虫は漫画の神様といわれていたそうですが、神様というにはあまりにも残虐非道な描写も多々あったようですね。
私は手塚作品はあまり読んでいないので何とも言えませんが。
(『火の鳥』はうさぎが火に飛び込むシーンでもうダメでした。当時子供だったので…)
それでも偉大な功績を残した人には違いないですね。
さて、どろろの続きをみなくっちゃ。
それでは、
お読みいただきありがとうございました♪