こんにちは。
宝探しには興味がないサトーです。
さいきん見た映画の感想です。
ストーリー
主人公のD(スコット・イーストウッド)は仮釈放中。
ある日、血まみれの男をバスルームに残してアパートから消えたD。
そして追跡装置を外したDを追ってFBIも出動。
一方、ガーディアン島ではDの弟ショーンのお葬式が行われていました。
母親やショーンの家族、島民たちの前に現れたD。
そしてDのあとから現れた、いかにも悪そうな集団。
ショーンの死に引き寄せられた人々の死闘が始まります。
キャストが豪華
主役のDはクリント・イーストウッドの息子ですし、Dの主治医はメル・ギブソン、Dを追うFBI捜査官はファムケ・ヤンセン、島の保安官はタイリース・ギブソンと、けっこう豪華なキャストですね。
ASPD
ASPDというのは反社会性パーソナリティ障害のことです。
主役のDがASPDなんですね。
なのでDは昔から問題行動が多く、キレるとすぐ相手を攻撃してしまったようです。
ただ仮釈放中の現在は、主治医と治療薬のおかげで症状は改善しつつあるようです。
学者肌の弟ショーンとは違って扱いにくかったらしく、Dは今でも母親に嫌われています。
私はASPDのことはよくわからないのでDの振る舞いが適切かはわかりませんが、ASPDの症状を調べてみたんですよね。
症状としては夜中でも平気で電話するとか、他人を傷つけるこに罪悪感をもたないとか、そういうのがありました。
で、Dもそれっぽい行動はとっていましたね。夜中に平気で主治医に電話する、「自分の望む行動をしてほしかったから」という理由で無抵抗な女性を切りつけるとか。
日常生活ではあまり関わりたくないタイプの人間だなあということはわかりました。
主治医
D主治医はメル・ギブソンが演じています。
Dは困ったり悩んだりしたら、夜中でも構わず主治医に電話してくるんですよね。
オレ、こういう時どうすればいい?ってかんじで。
それに対して主治医は酒を飲みながら誠意をもって答えます。
この主治医が、映画全体でみるとコミカルな役割なんですよね。
でもコミカルさが中途半端だったなあと。
メル・ギブソン演じる主治医がほのぼのお笑い担当なら、そのシーンだけでも、もうちょっとコメディ要素を強くしたほうがよかったんじゃないかなーと思いました。
ファムケ・ヤンセン
ファムケ・ヤンセンがDを追うFBI捜査官なんですが、これがビミョーな役でしたね。あんまり活躍しないんですよ。
あと、撃たれたあとまったく動かずに終わったので肩透かしでした。FBIならもっと根性みせろよ・・・と思っちゃったんですよね。
ファムケ・ヤンセン、もしかしたらお金に困ってこんな役を引き受けたのかな?とか考えちゃいました。彼女は映画の聖闘士星矢にも出てましたが、そっちも映画の評価は芳しくなかったみたいですね。
意欲的に仕事をするのは素晴らしいんですが、もうちょっと仕事を選んだ方がいいのでは・・・余計なお世話ですかね。
まとめ
この映画、国内外の評価は低いようですが、私は結構おもしろかったです。
特に旧日本軍の山下財宝と現代に生きるASPDの青年の組み合わせが斬新でした。
あの船の機関銃はあんなふうに装填して撃つのかーと興味深かったです。
最近の映画は財宝とか悪役というとすぐナチスを持ってくるので辟易してたんですよね。なので山下財宝をもってきたところは評価したいです。
そして、あの屋敷のシャッターと防護壁を見たときなんだこの屋敷は?!となったんですよね。ショーンは何のためにこれを建てたんだ?と。
そこのところはもうちょっと盛り上げてほしかったです。
そしてそして、根は善良だけど殺人を躊躇しない青年×追ってくる悪い組織というのが、ああ…ボーン・アイデンティティをやりたかったのかなあと。
ラストシーンを見てさらにそう思いました。
あとジャケットの黄色いやつが金塊だったんですね。
見終わってから、ああ!となりました。
期待しないで見たせいか、吹替えで見たせいか、意外と楽しめました。
それでは、お読みいただきありがとうございました♪