こんにちは。
絶対悲観主義でこの世を生きていけるのか気になって、この本を読んでみたサトーです。
感想です。
この本は
この本で絶対悲観主義について書かれているのは、14章のうち最初の1章だけで、あとはエッセイです。
戦争とか、自己認識とか、友達とかについてのエッセイです。
Amazonのページの本の概要にも「エッセイ」とはなかったので、
私がタイトル詐欺だー!と叫ばなかったのが不思議です。
第1章の絶対悲観主義では、どうせうまくいかないという気持ちでやると期待値が下がって良い、みたいな内容で、ここはまあ役に立ちました。
その他エッセイの感想
第8章 オーラの正体で、著者は業界の重鎮みたいな偉い人にむかって「今のご自身の存在をどのように自己正当化しているのですか」と聞いたそうです。
著者自身も「今考えれば失礼な話」と書いていますが確かに失礼で、これはコミュ障を通り越して思ったことをズバズバ言う無神経な人だなあと。
こういう人が自称・絶対悲観主義者を名乗っているのも興味深いなあと思いました。
四六時中この調子でいると、そりゃ反発もあると思うので(特に人間関係で)、それで「うまくいくことはひとつもない」という絶対悲観主義の考えにたどり着いたなら、まぁそりゃそうだよなと。
あと、著者が大学に就職したときに偉い先生から「ずいぶん生意気なやつだと思ったよ」と言われたそうなので、ああ…やっぱりと思いました。
こういう人が業界で長年生き残っていて大御所になっているとすれば、相当大らかな業界か、何か優遇されるようなスキルがあったのかもしれないですね。
著者自身が「発表が好き」と書いているので、講義は天職なんでしょうね。
第12章 痺れる名言の項目があります。ここでカーネギーやヘミングウェイに混ざって村西とおるや秋元康の言葉を紹介しているので著者はそういう人です。
まとめ
というわけで、絶対悲観主義について書かれているのは1章だけで、残りはエッセイという本でした。
それでは、お読みいただきありがとうございました♪