本と映画とドラマの感想|サトーのブログ

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中国からビルマ、そしてインドへ『西南シルクロードは密林に消える』感想

 

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こんにちは。
密林には行ったことがないサトーです。
読んだ本の感想です。

 


この本は

 

 

幻の西南シルクロードを求めて
中国からビルマ、そしてインドへと
著者が旅した記録です。

 

途中で少数民族とかゲリラとか
とか軍の偉い人とかが出てきて
著者に協力してくれます。

 

エンタメ・ノンフィクションだそうです。

 

感想

初めて足を踏み入れる異国で、
しかも身一つで旅をして目的地に辿り着くのは
現地の言葉を喋れること以上に
人たらしの能力が最も重要なんだなと思いました。

 

著者はなぜか、初対面の軍人や土地の権力者、
有力者に気に入られるようで、その赤の他人を
魅了する能力が、この旅を乗り切った秘訣なんだなと
個人的には思います。

 

土地の有力者にいかに気に入られるか
いかに殺されないよう振る舞うか
言語以上に重要なんだなと思いました。
私には真似できないですね。

 


ヒルはムリ

この本を読んで、私はヒルがいるところへは
絶対に行きたく無いし、
ひたすら熱いジャングルにも
行きなたくないなと思いました。

 

あとは著者が若くて綺麗な少女を見るたびに
性的な妄想をしているらしい描写は
気持ち悪かったです。
まあ、2009年に出た本なので、
そういうモラル的なところには
まだ鈍感だった時代なのかもしれないですね。

 


まとめ

著者が旅した当時、西南シルクロードの道は
ほとんど消失していたそうです。

 

著者が旅をしながら
軍事国家で軍人として生きる人々と会話したり
少数民族の経済事情、国家間の政治的および軍事的緊張や
それに翻弄される人々
ヒルのえげつなさ
象の優しさ、

 

美しい装飾品を作りあげたけど、
文字を持たないために消えた文明など
日本でぬくぬくと生きてる私には
知ることができなかった世界を
垣間見ることができたので
総合的に鑑みると面白かったです。

 

それでは、お読みいただきありがとうございました♪