本と映画とドラマの感想|サトーのブログ

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昭和の少女漫画っぽさがある『紅はこべ』感想

 

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こんにちは。
最近はおやつに冷凍マンゴーを食べているサトーです。
ちょっと前までお菓子を食べていたんですが、
ちょっとダイエットしてるので冷凍マンゴーに変えてみました。
マンゴーに飽きたらナッツ類も追加してみようと思います。

 

さて、最近みた映画の感想です。
もしかしたら、ちょいネタバレを含むかもしれません。

 


ストーリー

『紅はこべ』1934

 

紅はこべ(字幕版)

紅はこべ(字幕版)

  • レズリー・ハワード
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時はフランス革命後のパリ
まさに貴族たちを処刑するギロチン台の広場。
次々に処刑されていく貴族たちをみて
民衆は歓喜の声を上げます。

 

実は、そんな貴族たちを助け出そうとしている
一団がいます。
それが「紅はこべ」です。

 

紅はこべのリーダーの正体は
イギリスの貴族サー・パーシー・ブレイクリー。
そして彼を狙う、敵の革命政府のショーヴラン

 

紅はこべ革命政府の情報戦らしいものを経て
やがて二人は対決します。
さて、軍配はどちらに上がるのでしょうか・・・

 


昔の少女漫画っぽい

見た感想は、なんか昔の(昭和の)少女漫画っぽいなー
ということです。
時代ものなので、『ベルサイユのばら』とか
そのあたりです。

 

主人公の紅はこべのリーダー、パーシーは
見た目は優男で、チャラいキャラを演じていますが
中身は頭が切れて、変装が上手で、度胸もある男です。

 

これがもう、少女漫画に出てくる
ヒーローのイメージそのものなんですよね。
長身でハンサム、社交性があって、オシャレで流行に詳しくて
女性陣の話し相手もできるんです。

 

おまけにお腹も出ていない。
あのタイツを履いてお腹がぺったんこなのは
シンプルにすごいと思います。

 

彼の奥さんもすごい美女なんです。
なのでキャラも、ストーリーも
少女漫画っぽいなって思いました。

 

そのせいでしょうか?
宝塚で上演されたんですよね。
あのキラキラの世界観にピッタリの作品ですね。

 


『隅の老人の事件簿』の作者

私が『紅はこべ』を見ようと思った理由は
こちら↓↓↓です。

 

fortunamajor.hatenablog.com

 

 

この作者バロネス・オルツィが『紅はこべ』も書いてると知って、
おまけに宝塚で上演されていたと知って
俄然興味がわいてきました。

 

それで見たんですね。
時代のせいかいろいろツッコミどころもあったんですが
けっこう面白かったです。

 


ツッコミどころ

貴族たちをギロチン台から救っている
紅はこべ一味ですが、この人たち、
隠密行動というか、秘密裏での情報戦が
ド下手くそなんですよね。

 

秘密情報を書いたメモに本名を書いたりとかして
なので敵が読んですぐ正体がばれるんですよね。

 

パーシーも自宅の肖像画に描かれた紅はこべの絵を
消さずにそのまま飾っておくとか。

 

正体バレまくりなんですよね。
これが原作通りだとしたら、もしかしたら作者の方には
暗号とかコードネームみたいな概念はなかったのかも
しれませんね。

 

そのせいで、すぐ敵に追い詰められていきます。
そして最後の戦い方も、なかなか少女漫画ぽいなと思いました。

 


まとめ

現在のスパイ映画とか見慣れてると
まさかそんな初歩的なミスしないだろーとか
思うんですけど
紅はこべはそういうの普通にやってるんですよね。

 

だからそのへんは生暖かい目で見てあげる
楽しめる映画なのかなーと思いました。

 

あと「紅はこべ」が迫力のない名前なんですが
英語にするとスカーレット・ピンパーネ(ル)になって
ちょっとカッコイイかんじになります。

 

実際、宝塚でもその名前で上演されたこともあるようですね。

 

それでは、お読みいただきありがとうございました♪