こんにちは。
ぬいぐるみは眺めるか、つらいときにハグするくらいのものだと思っていたサトーです。あとは猫の遊び相手とかですね。
さいきん見た映画の感想です。
ストーリー
大学のぬいぐるみサークル(ぬいサー)に入った七森と麦戸。
「ぬいぐるみを作る会」として入ったのに、実態は「ぬいぐるみと話す会」でした。
ぬいぐるみと話す人、話さない人、洗う人など、学生たちはそれぞれのスタイルでぬいぐるみと関わりながら、自己や他人の内面を見つめ、季節を過ごしていきます。
感想
この映画は前半はほのぼの、のんびりしてますけど、後半は一転シリアスになります。
見ていて、なんでそんなことぬいぐるみに話しかけてるの?と思っていたんですけど、その理由とかが徐々にわかってくるんですね。
若者たち
最初は元気だったのに急に引きこもる麦戸とか、優しさを拒否する白城とか、同級生との下世話な話を嫌がる七森とか、いろんな若者が出てきます。
それぞれがそれぞれの繊細さを抱えてるんですね。
40代の私から見ると、繊細すぎるなあ、この子たちはこのままで生きていけるんだろうか・・・と心配になるんですよね。
でもたぶん、それを乗り越えていくんでしょうけどね。
HSPの人(とても繊細で過敏な人)などは大いに共感できそうです。
助けない人
ちょっと本篇とは関係ないんですけどね・・・
気になったのはですね、高校生の女の子が倒れたときにスカートがめくれそうになったんですよね。
なのに七森は手を貸すんじゃなくて、ハンカチタオルを取り出そうとしたんですよね。
で、倒れた女の子をガン見して突っ立ってると。
そこで、おい待てと思ったんですよね。
早く手をかして起こしてやれよ。と。
助け起こさないの?ハンカチ渡すの?出血してないのに?ってね。
いやぁ、だってね。人が尻もちついたのにハンカチ渡そうとする人を初めて見たもんでね、ちょっとびっくりしたんですよね。若い男の子が気が利かないのは当然なんですけど、(いいか悪いかは別として。そういう育てられ方をしていない人が大半だと思うので)
ただ、尻もちついた人をずっと見てるってのはね、私にはわからない感覚でしたねー。世代ですかね。
まあ、それだけなんですけどね。
まとめ
気になったのは白城の最後のセリフですね。優しい人が集まるぬいサーの中に、優しさを破壊したいメンバーがいるんですよ。それが白城なんですよね。私にはそう見えたんですね。
なんだか、あの子は一番最初に足を踏み外しそうなタイプだなあと。
あと、ジャケットで唯一カメラ目線なのが白城なんですよね。
他のメンバーはぬいぐるみや他のところを見てるのにね。
もしかしたら、白城がこちらの世界とぬいサーの世界をつなぐような役割があるのかもしれませんね?
それでは、お読みいただきありがとうございました♪