本と映画とドラマの感想|サトーのブログ

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『天才IT大臣オードリー・タンが初めて明かす問題解決の4ステップと15キーワード』感想

 

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こんにちは。
1日に2回も左手の親指を針で刺してしまったサトーです。
2度とも出血しました。なぜ同じ日に同じ指を刺すのか?なぜこんなことに?と考えてみたら、私、針を持ってるときに単にボーッとしてたんですよね。
我ながらふがいないです。
これ、地味に痛いので早く治ってほしいですね。
 
さて、気を取り直してさいきん読んだ本の感想です。
 

この本は

オードリー・タン氏への取材をまとめた本です。
 
4つのステップと15個のキーワードを軸にして、オードリーが問題笑解決するプロセスを下がっていく。
 
というものです。
 
4つのステップとはこちら。
1.問題に向き合う
2.問題を受け入れる
3.問題に対処する
4.問題を手放す
 
各項目ごとにキーワードがあって、インタビュアーの解説とオードリー・タン氏の話が載っています。
 
 

死生観

驚いたのは、タン氏が明確な死生観を持っていたことです。
それはタン氏の過去に理由があるのですが、詳細は省きますが、若いときに孤独や死とゆっくり向き合ったことがあるからなのかなあと思いました。
 
タン氏は著作権も著作人格権も放棄しているんですね。
「台湾で著作権の保護期間が切れるのは没後50年後」らしいのです。
 
なので彼女の心境としては、「自分のことをまるで50年前に死んだように感じてる」そうなんです。彼女はまだ40代半ばですが、すでに仙人みたいな心境なんですね。
 
他にも「自殺は強制ログアウトだ」
「人生を手放せないのは、まだやりたいことがあるから」など、
IT大臣という表の顔からは想像できなかった、達観した死生観が垣間見られました。
 
過去にいじめを経験したという彼女の言葉は、今現在悩みを抱えている人に響くのではないでしょうか。
 
 

気になったこと

ちょっと気になったのは、最後のほうにあるタン氏への質問です。
 
Q.相手によって態度を変えるのはよくないとわかっているのに、なぜそうしてしまうのでしょう?
 
Q.生きる目的を見失ってしまいました。人は何のために生きているのでしょうか?
といった質問をIT大臣になげかけたことです。

 

 
なんだか・・・場末の占い師に聞くような質問ですね?
なぜ、わざわざこんな質問を世界有数のIT大臣に聞いたんですかね?
 
たしかに彼女は死や孤独と向き合ったことがあるそうですが、だからって現役の天才といわれるIT大臣にわざわざ投げかける質問ですかね?
私の気にしすぎでしょうか?
 
質問者は真剣かもしれませんが、大臣に聞くことですかね?
 
けれど、タン氏はどの質問にも丁寧に答えていましたよ。
 
それにしてもねえ・・・(しつこい)
 
 

まとめ

オードリー・タン氏の考え方を知るにはいい本だと思います。
彼女の人柄も知ることができますよ。
 
それでは、お読みいただきありがとうございました♪