こんにちは。
欲望が尽きることのないサトーです。
憧れの街に住みたいし、毎日のように映画が見たいし、美味しいものが食べたいです。
さいきん読んだ本の感想です。
この本は
「人がなぜそれを欲するのかについて書いたもの」です。
なぜ、それを欲しがるのか
自分を追い立てた欲望の正体は何なのか
そういった欲望の根底にあるものを解説しています。
模倣の欲望理論
哲学者ルネ・ジレールの「模倣の欲望理論」というのがあるんですが、これについて著者が詳しく説明しています。
これは、日本流にわかりやすく言えば「隣の芝は青く見える」が一番近いと思うんですよね。
誰かが持っている物、やっている事が羨ましくなって、欲しくなって真似しちゃうやつです。
もしかして、あなたがそれを欲する理由は、誰かの影響を受けているからではないか?ということなんですね。
例えば、インフルエンサーが広告している物が欲しくなるとか、
身近な友人や知人の近況を聞いて、知らず知らずのうちに真似して自分も行動していた・・とかですね。
ああ〜、確かに〜私も思い当たることある〜となりました。
賭けをするのは愚か者だけだ
著者はウォール・ストリート・ジャーナルに載ったイーロン・マスク氏への批判についてもふれています。
マスクは自分が買いたいと思うものをつくり、ほかの人もそれを買いたいと思うほうに賭ける
マスクは市場データを調べるのを嫌い、(中略)自分の好みのものを反映したものをつくろうとする
らしいんです。
これを読んで、X(旧Twitter)がなぜあんなに改悪続きなのか納得しました。
データや市場調査をせずに、自分のカンだけで突き進んでいくんですね。
で、その結果が今のXで、経済的な面でマイナスになってるそうです。
まさに「現代の天才は問題を研究する。賭けをするのは愚か者だけだ」ですね。
まとめ
他にもアマゾン、アップル、グーグル、フェイスブックなどのビッグ4が、宗教や精神的なものよりも、「うまく人々の欲求に応えている」とのことです。
確かに。精神的世界を追求するより、画面でポチっちゃったほうが速く満たされますもんね。
他にも戦争と平和のプロパガンダや、女性にタバコを吸わせた方法、計算思考と瞑想思考などにも話が及びます。
大変おもしろいですよ。
興味があれば読んでみてください。
それでは、お読みいただきありがとうございました♪