本と映画とドラマの感想|サトーのブログ

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トム・ホランド『カオス・ウォーキング』感想

 

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こんにちは。

4月から個人の預貯金口座とマイナンバーの紐付けが可能になると聞いてビビっているサトーです。あくまで任意らしいですが、これによって国が個人の財産の額を把握できるようになるなんて、プライバシー侵害もいいところです。
紐づける方法などいろいろあるようなので、興味がある方は調べてみてください。
いやはや、恐ろしい国になりましたね、日本は。


さて、さいきん見た映画の感想です。

ネタバレしてるんでご注意ください。

 


ストーリー

 

 

2257年、ニューワルドという惑星での話。

養父たちと暮らすトッド・ヒューイット(トム・ホランド)は、ある日、落ちてきた宇宙船と怪しい人物を見つける。

トッドたちが住む村には男しかいなかったが、怪しい人物は女だった。

 

女はヴァイオラデイジー・リドリー)と名乗った。

トッドはヴァイオラと一緒に、追ってくる首長(マッツ・ミケルセン)たちから逃げることにする。

 

 

感想

そこまで面白いってわけではないですが、トムホのファンとか、マッツ・ミケルセンのファンとか、デイジー・リドリーのファンとか、緑の風景が好きな人には楽しめそうです。

 

ニューワールド

原作があるらしいんですね。

設定としては、新天地を求めて地球を離れた人類の最初の人たちがニューワールドで生活を始めて何年か経ったころです。

 

その惑星では心の声が外に漏れて他者に聞こえる「ノイズ」という現象があるんですね。

これが厄介で、心の声を消すのがヘタクソな人は考えていることが第三者に丸聞こえなわけですよ。

 

で、主役のトッドはこれがヘタクソで、好意をもったヴァイオラにも自分の妄想とか欲望がバレバレなんですよね。

 

反対にノイズを制するのが上手いのが首長です。

何考えてんのかわからない首長が、逃げるトッドとヴァイオラを追ってくるんです。

 

一方、自分のノイズを隠そうとしないのが牧師です。

この牧師が恐ろしい思想の持主で、あとでトッドたちを追い詰めます。

 

このノイズが、時に相手に情報を教えてしまったり、時に相手を欺くことに使われたりして、映画の中でキーになっています。

 

 

ボブとオレンジ

ヴァイオラ役は『フォースの覚醒』のレイを演じたデイジー・リドリーです。

彼女を見たとき思ったのはですね、『フィフス・エレメント』みたいだなってことです。

あの髪型とオレンジがですね、フィフス・エレメントミラ・ジョボビッチを連想させたんですよね。

そのへん制作陣が何を意識したのかはわかりませんけどね。

原作もあるみたいです。

 

ちなみに・・・これを見たあと『フィフス・エレメント』を見直してみたんですが、面白くなくて1時間くらいで脱落しました。当時はかなり話題になってた記憶があるんですけどね。今見るとちょっとね、最後まで見られませんでした。

 

トッド

主役のトッドは感情を制御できないというか、まとまりのある思考が苦手みたいなんですよね。それがノイズになってダダ洩れするんです。

スパイには絶対になれないタイプです。

 

この子はなんでこうなんだろう?と思っていたら、「トッドは文字が読めない」「村の本は牧師が全部焼いた」という事実が出てきましてね。

どうやら彼が育った環境では本がなかったみたいなんですね。

そこでちょっと納得しました。

 

やっぱり文字を読む環境がないと、言葉のチョイスとかもろもろのことに影響するんだろうなと。まあ最近では文字を読めるのと、意味を理解する能力は別だという説もありますけどね。

 

地球には文字をもたなかった文明や民族が滅んだという歴史もありますので、文字を読めるっていうのは生き残るうえで重要だなあと改めて思ったわけです。

 

 

まとめ

映画の感想としてはですね、美しい緑の風景の中で馬が駆け回るのを眺めているなら楽しいです。

トムホのファンならさらに楽しめそうです。

 

1つわからないのはですね、性欲の強いはずの男たちが「女を皆殺しにした」って部分ですね。中東諸国に見られるように、女を物扱いして支配下に置くんじゃなくてね、皆殺しにしたんですよね。まあその理由もノイズが関わっているんですが、それでもそこまでやるかなと。原作がどうなってるのかはわからないので、まぁそういうもんなのかーと思っておきます。

 

実は私、途中までトムホと気づかなかったんですよね。落ち着きのない少年だなーとしか思わなかったんです。同じく途中までマッツ・ミケルセンデイジー・リドリーにも気づきませんでした。

眠かったのかもしれませんね。

 

それでは、お読みいただきありがとうございました♪

 

 

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