本と映画とドラマの感想|サトーのブログ

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思考のフロンティア『フェミニズム』感想

 

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こんにちは。

4月になって衣替えを少しずつ始めているサトーです。

さて、最近読んだ本の感想です。


フェミニズムって何?

フェミニズム竹村和子

 

 

 

少し前から(何年も前から?)
SNSフェミニズムがどうの、フェミニストがどうの、
アンチフェミニストがどうのと言われてるじゃないですか。


それでよく考えたらフェミニズムって何だろうって、
説明できないなーと思ってこの本を読んでみることにしました。

 

結論から言うとこの本で、フェミニズムとは

 

「(両性の平等という理論にもとづいた)女の権利の主張
『オックスフォード英語辞典』

 

と定義されています。

 

なので、フェミニズムが存在する世界では
女性の権利は守られてないけど、男性の権利は守られていると。

で、女は女のまま、その権利を主張していくと。
それがフェミニズムであるとのことです。

 

フェミニズムのある世界

で、それはどんな世界なのというと、
女性は労働力とみなされるけど、権利はない社会とか


男性には求められないけど、
女性にだけ従順さや優しさを求めてくる世界なんですね。

 

フランス革命の頃から現代に至るまでの、
主に欧米の女性たちの運動や闘い、社会の構造などが書かれています。

 

カタカナがいっぱい

ラディカル
アポーリア
ディスタンクシオン
パフォーマティビティ
ファルス

 

など、聞き慣れない言葉もたくさん出てきたので
読むのは簡単ではなかったのですが、
なんとなーく感じていてもうまく言語化できないことも
ハッキリクッキリ書かれていて、面白かったです。

 

また、男と女のそれぞれの身体の意味や、
象徴されるもの、されてきたものも詳しく分析されています。

 

なので、フェミニズムを掲げる人は
「今は不均衡だから、男と同じ権利を女にも与えろ」と主張していて、


フェミニズムに反対する人は
「そんなものは認めない。今の不均衡なまでいい」となるんでしょうね。

 

まとめ

この本では、フェミニズムに関する本や映画もいくつか紹介されているので
そういったものにふれていくと、より理解が深まりそうです。

 

フェミニズムとは・・・
シンプルに言うと簡単なのですが、そこに辿り着くまでが、
なんだかロード・オブ・ザ・リングサウロンを倒す以上に大変なんですね。

 

まあ映画ではサウロンも、それを葬る指輪を捨てたホビットも男性だったんですけどね。
まあいっか。


あとこちら↓↓↓の本も読んでみたいんですが

 

 

現時点で電子書籍がなくて、お値段がちょっと…で、手が出ないです。

 

電子書籍なら買ってもいい)
でも面白そうです。

 

それでは、お読みいただきありがとうございました♪