本と映画とドラマの感想|サトーのブログ

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さいきん見たビミョーだった映画2023

 

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こんにちは。
ビミョーな映画もけっこう見ているサトーです。
需要があるかわかりませんが、最近みたビミョーだった映画をまとめていきます。
公開年ではなくて、2023年に私が見た映画です。

なので古い映画も含まれます。

 

*該当の映画を好きな人がいたらごめんなさい
*あくまで個人の好みを優先していますので、ご了承ください
*ネタバレがある場合があります

 

目次

 

 

 

 

曲がれ!スプーン

これは長澤まさみファン向けの映画かな?と思ったら違ったみたいです。
桜井を演じる長澤氏は、まだ舌ったらずな喋り方をしてた頃のロングヘアの長澤氏です。アイドルオーラ全開です。
舞台を映画化したもので、主演のはずの桜井(長澤まさみ)よりも、超能力をもってる男たちがワイワイしてるシーンが多い印象でした。
なので、超能力の人たち(全員男性)がワイワイするために、長澤まさみが引き立て役として起用されたのかなと邪推しました。
なんか昔、TVでこういうノリの番組あったよなあと思い出したり。そんな独特のノリで話が進んでいきます。あと桜井と超能力者たちの出会いが遅い。なので、長澤氏はまるで客寄せパンダみたいです。
この頃の彼女は22歳ぐらいで、おそらくキャリア形成初期だったので仕事選べない時期だったのかなと。まあそれを乗り越えて今の長澤氏があるので、よく頑張ったなあ(親ガモ目線)としみじみしました。
おまけ:カメラのフタのネタが3回使われてたのは面白かったです。

 

ヘイル、シーザー!

わかりやすい面白さはないです。
わかる人にだけわかるように作られている映画です。レビューを見ていたら、どうやら50年代ごろのハリウッド映画ネタ寄せ集めというか、内輪ネタ満載らしいです。なので私にわかるわけがない
ほぼ毎日、教会に行き懺悔する経営者。セラピーに行くか、専属セラピスト雇えばいいのに・・・と思ったんですが、信仰心がなせる業かもしれません。神父さんも気の毒に。
水兵さん(チャニング・テイタムら)のタップダンスのシーンは楽しかったです。彼はなんでも踊れるんですかね?
Wikipediaにはベン・ハーがモデルになったとありますが、私ベン・ハーは1925年と1959年の2作を見ましたが、類似点がよくわかりませんでした。ローマ兵の行軍のシーン?それとも奴隷が船を漕ぐシーン?
ドラマ『ファーゴ』でも思ったんですが、聖書(新訳か旧約かは知らん)からの引用みたいなのが多かったですね。コーエン兄弟は信仰心があついのかもしれませんね。

 

マーベルズ

fortunamajor.hatenablog.com

 

アムステルダム

超豪華キャストなんですが私には面白さがわからないのでビミョー映画です。Netflixのオリジナル映画みたいに豪華できれいな画質なんですが、危機感が薄いまま話が進んでいくので、全体的にいまいち締まりがないかんじでダラダラ話が続いて、何の話をしてたんだか何がしたいのかわかりませんでした。字幕で見たので吹替えだったらまだマシだったのかなと。

クリスチャン・ベールマーゴット・ロビージョン・デヴィッド・ワシントン、『EMMA エマ』のアニャ・テイラー=ジョイ、『アバター』のゾーイ・サルダロバート・デ・ニーロ、『ボヘミアン・ラプソディ』のラミ・マレック、そしてテイラー・スイフトまで出演して歌まで歌ってるんですけどね。
監督は『世界にひとつのプレイブック (字幕版)』の人です。プレイブックは面白かったんですけどね。ストーリーとしては悪役は結局ナチに収束するのが安直だなと。最近見た欧米の映画やドラマでは悪役=ナチのパターンが多いのでゲンナリです。
(9/30追記)
 
 

アイアン・スカイ

ビミョーというかどう解釈したらいいのかわからん映画です。

2023年の今、黒人の肌を白に塗ったら、いくらナチスのフィクションでも炎上しそうです。それにしても、この映画はまだコメディですが、いまだにナチス映画の需要があるというのは、なんだか恐ろしいですね。
(9/30追記)
 
 

山羊座のもとに

詳しくはコチラに書いてあります。↓↓↓
(9/30追記)
 


ジキル&ハイド

これは本当に面白くないです。ビミョーというか面白くなかったです。
ジュリア・ロバーツジョン・マルコビッチが出てるんですけど、それでもびっくりするくらい面白くないです。まずジキル&ハイドにマルコビッチはミスキャストです。完全に失敗です。だってジキルでもハイドでも顔が同じなんですもん。区別がついちゃうんですよね。
そんな男に恋をしろというのも、いくらジュリア・ロバーツでも無茶ぶりすぎる気がします。あと原作の小説があって『メアリー・ライリー/ジーキル&ハイドの恋』というらしいんですね。タイトルからして恋愛ものだとわかるので、どうせなら映画も「恋するジキル&ハイド&メイド」とかにすればよかったのではと。ホラーにしてもロマンスにしても中途半端な作品です。
(8/31追加)

 

ヒッチャー

ヒッチャー (字幕版)

ヒッチャー (字幕版)

  • ソフィア・ブッシュ
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ビミョーというかメインキャラの若いカップルがおバカさんなので、見ててイラッとする映画です。悪役のヒッチャーは怖いしよくできたキャラだとは思うんですけど、問題は逃げる若い2人です。この2人は自分たちは賢くて絶対的に正しいと思っているけど、周りから見たらそうでもないタイプなんですよね。なぜ、警察よりも自分たちが優れていると思うのか。中途半端な賢さなんですよね。だからイラッとするんです。いっそのこと、もっと徹底的におバカにしたほうがよかったんじゃないかと思うんですが、そうなるとコメディになっちゃうのかもしれないですね。
(8/31追加)

 

 

三十九夜

三十九夜(字幕版)

三十九夜(字幕版)

  • ロバート・ドーナット
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この映画を見るのは2回目なんですけどね。内容をまったく覚えてなかったんですね。原作もあるらしいけど読んでいないので、映画だけ見た感想です。
この映画は最初と最後のトリックだけが見どころかなと。美貌の青年と美女が出てる割には面白くないんですよね。理由は主役のハネイが酷すぎること。本当かどうかわからない自称女スパイの言うことを真に受けてすぐに行動するなんて相当ヒマなのかもしれませんね。おまけに無関係な女を脅して首を絞めるとか人格に問題ありそうだし。女性が物のように扱われた挙句、自分の首を絞めた男に協力的になるとか心理的に理解し難いです。監督はヒッチコックで評価もよかったらしいけど個人的には酷い映画だと思いました。
(7/31追加)

 


荒野の処刑

荒野の処刑 (字幕版)

荒野の処刑 (字幕版)

  • ファビオ・テスティ
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マカロニ・ウエスタンというやつらしいです。
イタリアで作られた西部劇のことを、そう呼ぶらしいです。旅の一行が道中で拾った男が最悪な奴で、最終的にそいつに復讐をする話です。私は好みではありませんでした。マカロニ・ウエスタンがどうのこうのというよりも、内容がちょっとね。映画としては面白いと思う人もいるようです。
(7/31追加)

 

 

ミス・シェパードをお手本に

 

高齢者、または高齢者を看護・介護している人向けに作られたと思われます。私は全く理解できませんでした。正直、ミス・シェパードをお手本にするのはどうかと思います。海外ならともかく、日本だと即アウトでしょう。学んだことがあるとすれば老後の車上暮らしはキツそうなので、ちゃんとした家に住めるように今から頑張っておかないといけないな、ということです。というわけで個人的にはビミョーな映画でした。(6/22)

 

 

355

 

355というのは、アメリカ独立戦争時代に存在した女性スパイの名称らしいです。ジャケットを見ると斬新なかんじがするんですよね。女性がチームを組んで悪の組織と戦うとか、斬新なかんじはするんですが、見てみるとそうでもなかったです。ジャケットとか登場人物のルックスはセンスいいし新しいんですけど、中身は従来のスパイものというか、小さいチームVS組織の戦闘ものです。ペネロペ・クルスファン・ビンビンも出てるんですが、どうも物足りなかったですね。というわけで個人的にはビミョーでした。(6/22)

 

 

イントゥ・ザ・トラップ

イントゥ・ザ・トラップ

イントゥ・ザ・トラップ

  • アンナ・マリー・ドビンズ
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見始めたときに、まず失敗したなーと思ったのは、吹き替えだったんですね。
字幕を選んだつもりでしたが吹き替えだったんですよ。
個人的にはその時点でがっかりでした。字幕で見たかったんです。
吹き替えしかないのかもしれませんけどね。まあそれは置いといて。
この映画がすごい適当だなーと思ったのは、あるシーンで主役のワイドパンツの丈の長さが調整されないで、長いまま履かされてるのを見た時です。
いまどき、どんなにお金がない人でもワイドパンツをあんなふうに履いてるひといないですよ。今にも踏んづけてずっこけそうでした。
昔のピーコさんのファッションチェックだったら、真っ先に突っ込まれてボコボコに言われてます。それくらいのだらしなさです。この主人公は薄給と思われる検事役なのに、他のシーンではオシャレな服を着ているのに、あの裾はないです。

あと、この主人公は「優秀な検事」の役なので、いろんな事件を担当してきたと思われますが、法律家らしからぬ感情的な判断をするとか、後先考えずに行動するとか。
娘がいるのに、殺害予告がきても表沙汰にしたくないと言うとか、
できる検事という役なのに追い詰められたら理性を無くすとか、ですね。
組織の中にいると強いけど、一人になった途端フラフラになる。ここで描かれているのは、一昔前の女性像なんですね。
というわけでビミョーな映画でした。

 


サタニック・パニック

 

レベッカ・ローミン見たさで見ました。
相変わらずゴージャスでセクシーでパワフルでした。
それは置いといて、まず主役の女子がなんかもったりしてるんですよね。動きが遅いのとは違うんですが、なんかもったりしてて、テンポが遅く感じるんです。あと悪魔崇拝なんですが、グロさに重点をおいてるようで悪魔崇拝のやばさとかがあまり無かったなと。コメディっぽさもあるせいか、どっちつかずでビミョーなかんじでした。あとラストは主人公の女子の前向きなシーンで終わるのに、あまり爽やかさを感じませんでした。なんでだろ。

 

 

風の中の雌鶏

 

雌鶏はめんどりと呼びます。酷いタイトルですね。
この雌鶏とは、あきらかに田中絹代さんを指してると思いますが、それにしても失礼です。内容もひどいもんです。戦争に行って帰ってこない夫を待ち続ける妻と子。夫はお金を送ってこないし財産もないので、この妻子にはお金がないんですね。着物などを売って生活費を工面していました。
ある日、子供が病気になって治療費と入院費を払わなければならないことに。でもお金はない…
追い詰められた妻は身売りします。けれどいきなり夫が帰ってきて、そのことを知ると激怒します。で、夫は自分が大黒柱の役目=お金を家に入れることをしなかったのに、金を工面するために不貞をした妻を許しません。この夫、顔はいいけど短期で心の狭い男なんですね。でも一応いい人間らしくて、妻を理解しようとしているみたいな素振りはします。
ですがやっぱり酷い男で、赤の他人の女には気前よく振る舞うのに、忠実な妻は階段から突き落とします。で、さらに酷いのは階段から突き落としたくせに、倒れて動けない妻の元へ近寄ろうとしないんですね。この時点で人間としてどうかと思うんですが。
最終的にこの夫婦は和解するんですが、後味が悪いんですよね。
外ヅラはいいのに、内側には暴力的、というのはDV&モラハラ夫の典型だと思うんですが、この映画ではDV&モラハラ夫が美化されるような形で描かれてるので、そこが酷いなと思いました。作られた時代もあるんでしょうけどね。

それにしても田中絹代さん、夫に恵まれない妻の役が多くないですか?
私が見た『宗方姉妹』でも夫に殴られてたし、『雨月物語』で夫は妖怪と浮気したし、『風の中の雌鶏』では階段から…
田中絹代さんが出演した作品は山のようにあるので、全ては見ていないのでなんともいえないんですけどね。それにしても必死で生きてる人が虐げられるのを見るのは辛いもんです。
おまけ:若いときの笠智衆さんがでてきます。端正なお顔立ちだったんですね。

 


帝都物語

 

占いとかの詳しい人に聞いたら、「占術的な要素はしっかりと使われている」そうですが、私にはいまいち分かりませんでした。
当時すでに大物だった勝慎太郎、主役?の嶋田久作原田美枝子、今では重鎮?になった石田純一、冬彦さんこと佐野史郎、まさかの いとうせいこう、まさかの 桂三枝、歌舞伎役者の坂東玉三郎など、今や大物、大御所となった方々の若いころの姿が見られます。
つまりキャストがすごいです。ギャラが大変だったんじゃないですかね?
内容についてはよくわかりませんでした。
それにしてもなぜ、こういうときは少年ではなく、少女が生贄になるんでしょうね?ビミョーというより私がよくわからない映画でした。

 


フォート・サガン

 

 

こちらを見たのはだいぶ前ですが、思い出したので乗せておきます。
なぜ思い出したのかと言うと、『アラビアのロレンス』を見たからです。
砂漠で欧米の将校が地元民に混ざって戦争…というキーワードで、なんかどこかで見たことあるなーと思っていたら数日後に『フォート・サガン』を思い出しました。
これだ!砂漠の戦争の映画でなんかめっちゃ退屈なやつ!
失礼ですけど正直な感想です。
アラビアのロレンス』が真面目に戦争を扱っているのに対して、『フォート・サガン』は軟派で異国での戦いと色恋沙汰の二本柱になっております。フランス人は何にでも性の話を交えないと気がすまないようです。仏映画が好きな人は楽しめるかもね?
が、『アラビアのロレンス』のようなカッコよさはなかったと思うので、アクションなどを求めている人には肩透かしだと思います。あとやたらに長くて3時間あります。
ロレンスのほうは長くてもずっと見ていられるんですが、サガンは長いだけです。暇すぎるときに見てみるのはいいかもしれません。

 

それでは、お読みいただきありがとうございました♪