本と映画とドラマの感想|サトーのブログ

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ジョン・バリモア『ジキル博士とハイド氏』感想

 

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こんにちは。
考えれば考えるほど「薬を飲んで別人格になってやりたい放題やる」というのは上手い手口だなと思うサトーです。

そんな映画を見たので感想です。

 


ストーリー

 

 

 

サイレント映画です。
俳優の声は聞こえませんが、
BGMとして優雅な音楽がずっと流れています。

 

美しくて善良で、お金のある医師のジキル博士
おまけにミリセントという可愛らしい娘さんから
愛されています。

 

ジキル博士は好奇心旺盛で
進歩的すぎる研究をしています。

 

ある日、仲間たちと出かけた町の酒場で
踊り子を間近に見たことで
ジキル博士の中に欲望が湧きあがります。

 

そこで自作した薬を飲んで、別人に変身して
ジキル博士という立場ではできなかった
欲望を満たす行動をとります。

 

ハイド氏の誕生です。
善良だったジキル博士は、やがて
ハイド氏に取りこまれていきます。

 

そしてジキル博士の生活が破綻し、
ハイド氏に注目が集まっていきます。

 

さてさて、善良で皆から愛されるジキル博士は
どうなってしまうでしょうか。

 


本来のハイド氏

サイレント映画なので、俳優はしゃべりません。
時々、字幕が出ます。

 

BGMにクラシックな音楽がずっーと流れているので
前半は映画というより
ミュージックビデオみたいでした。

 

原作は読んでいないのですが
ハイド氏が体の大きな怪物でないことに驚きました。

 

モノクロなのでハイド氏の皮膚の色はわかりませんが、
この時代の悪というのは
醜く、怠惰で、暴力的なことが主だったみたいです。
まあ暴力は現代でも悪ですけどね。

 

この映画でのハイド氏は
体のサイズは普通の人間サイズですし、
怪力の化け物というよりは
怠惰で色欲の強い醜い人間としての
印象が強かったです。

 


緑はどこから?

となると、近年の映画の「緑の怪力の男」は
どこからきたのかなと。

 

個人的には、ハイド氏はアベンジャーズ
宇宙人と戦う怪物のイメージが強いのですが
それの元となる「緑の怪力の男」
というのがどこからきたのか気になるので、
そのうち原作も読んでみたいと思います。

 


まとめ

サイレント映画ですし
CGもない時代なので、変身シーンや
ハイド氏の顔や体の特殊メイクの技術も
現代の私たちから見ると
ちょっと物足りないのですが、

 

それでもバリモアの美しい顔や
当時のメイキャップ、凝った字幕など
見ていて面白いです。

 

ジキル博士とハイド氏』は
いろいろ映画化されているので
見比べてみるのも面白そうです。

 

それでは、お読みいただきありがとうございました♪