こんにちは。
ジリアン・アンダーソン目当てでこのドラマを見たサトーです。
ネタバレがあるのでご注意ください。
ストーリー
2013年の英国ドラマです。
3シーズンで合計17話です。
犯罪ドラマですが、
最初から犯人がわかっているという倒叙形式です。
ドラマはジリアン・アンダーソン演じるステラ・ギブソン警視が泥パックらしきものをしながら、洗面台を掃除しているシーンから始まります。
なんだこれ?と思っても
そこを過ぎるとやや面白くなってきます。
ベルファストで次々と女性が襲われる事件が発生したため
ロンドンからステラが呼ばれ、指揮を任されました。
倒叙形式なので最初から犯人は分かっています。
用意周到に準備をして、犯行におよぶ犯人。
ステラと警察の捜査の手を何度もかわして
いつも逃げられます。
犠牲者は増える一方。
ステラと警察は犯人を捕まえることができるのか?
感想
シーズン2↓↓↓
ちょっとネタバレします。
このドラマは犯人が捕まるまでは面白かったんですよ。
特にシーズン2のラストはぶっ飛んでて、キレがあってよかったんですけど、思えばそれが最高潮でしたね。
シーズン3では犯人は捕まって入院するんですが、その頃はとても退屈でした。
ワケあって入院した犯人は自分がやったことを覚えてないと言うので、ベッドに寝たまま、ずーっと会話が続くんですね。
犯人以外にも、ステラと上司や
生き残った被害者も、座ったまま会話するシーンが多かったです。
登場人物が動かないまま事件が起こらず、会話だけが続くっていうのは
ご存知のとおり、ものすごく退屈です。
会話の内容は犯人の過去とか心理状態とかなので
犯人の背景を知るという意味ではいいかもしれませんが
ドラマとしては退屈でした。
そのあたりから全体的にダレてきた気がします。
シーズン3のラストでは一悶着あるんですけどね。そこにいくまでが退屈で・・・
そのせいか、警視ステラのセリフも
陳腐になることが多くなってたような。
脚本を書く側も疲れてきたのか、
キャラの性格の差異がなくなってきて、
ほとんど似たようなものになってた気がします。
例えば、「凄腕のいやらしい性格」の弁護士が
普通の話し方で、普通の対応をしてて
凄さやいやらしさが全然伝わってこなかったり。
このあたりの比較対象が、私の場合は
米ドラマなんですが、米ドラマはわかりやすい演出をすることが多いので
ちょっと物足りなさもありました。
一方で、犯人の名前が世間に公表され、追い詰められていく犯人家族の様子や
犯人を信奉するティーンエイジャーの危うさなどはよく描かれていたと思います。
まとめ
シーズン3↓↓↓
私はイギリスの犯罪事情は知らないのですが
そういうことを知っていれば面白く見られる皮肉やエピソードがいろいろありそうです。
それにしても犯人のポール・スペクターが
肉体面、精神面ともに異常に強いので、
歪んだヒロイズム(英雄主義)みたいなものが
根底にあるのかなと思いました。
このドラマは、曇り空みたいに暗く抑えた調子で淡々と続いていきます。
米ドラマみたいな派手さやわかりやすさはありません。
特にシーズン3は顕著です。
私はジリアン・アンダーソンを支えにして乗り切りました。
興味があればご覧ください。
それでは、お読みいただきありがとうございました♪