本と映画とドラマの感想|サトーのブログ

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『ドーナツを穴だけ残して食べる方法』感想

 

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こんにちは。
さいきんはドーナツを自粛しているサトーです。
小麦粉と砂糖が気になるため、意識的に控えています。
さいきん読んだ本の感想です。

 

この本は

 

大阪大学の教員たちが「ドーナツの穴だけ残して食べる方法」について各分野の専門家として真剣に考えたミニ論文集みたいな本です。

 

生態学的考察、精神医学、哲学、美学、法律、判例、最後にいたってはもはやドーナツは関係ない「マクドナルド・コーヒー事件」まで。

 

私には理解できない数式や座標まで出てきて、ほんとなんでこの本を買ったんだろう??って思いながら2倍速で聞き流してました。

 

なので内容は覚えていません。
目次や教員の名前を見て、興味を引かれた方が読むにはいいかもしれませんね。

 

教員たち(全員男性)の顔写真も掲載されていますよ。

 

あと「世界のドーナツコラム」として、モンゴルやスペイン、ブラジルなどのドーナツやドーナツに似たお菓子が紹介されています。
そちらのほうは興味深く読みました。

 

感想 

私、映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(通称エブエブ)が話題になってる時に、X(旧ツイッター)でエブエブに出てくるベーグルの投稿を見てたんですね。

 

その関連の話題で、ドーナツのこの本が出てきたんです。
で、映画に関係あるのかなーと何も考えずにポチっちゃったんですよ。

 

で、いざ読み始めたら、あれ・・・なんか違う・・・どころじゃない・・・となりまして。
映画もベーグルもぜんぜん関係ないし、なんで私この本買っちゃったんだろうと。

エンタメ本ではないので、それを期待して読み始めたら、目が点になりました。

 

まとめ

まあそれでも、わからないなりにも興味深い言葉がいくつかありました。

 

日本の場合は戦後経済システムが制度的補完性を持った非常によくできたものであったために、新しい経済システムへの移行がより難しくなっている側面もあるのでは
(第9章 ドーナツ化現象と経済学)

 

かつて、刑法200条は、親殺し(尊属殺)を普通の殺人よりも重く処罰していたが、最高裁は、尊属殺の刑が重すぎるので、刑法200条は法の下の平等を定めた憲法14条1項に違反して無効だと判断した(最高裁昭和48年4月4日判決[刑集27巻3号265項])
(第8章 法律家は黒を白と言いくるめる?)

 

これを読んだとき頭に浮かんだのはこのニュース↓↓↓

両親殺害の19歳の長男に懲役24年の判決 佐賀地裁 | NHK | 事件

 

しかし人間を動かしてきた根源にある力は知識そのものではなく、有限を突き破ろうとする衝動ではなかっただろうか
(第4章 ドーナツの穴の周りを巡る永遠の旅人ー精神医学的人間論)

 

などなど。
門外漢の私でもへぇ〜となる箇所はありました。

あと昔、話題になった「マクドナルド・コーヒー事件」も出てきて驚きました。
アメリカのおばあさんがマクドナルドの熱いコーヒーで火傷して裁判になった事件です。
あれって1994年だったんですね。そんなに前なんだ・・・

 

その事件の真相というか、実際起きたことを簡単に説明してくれてたので、あの奇抜な裁判の真相がわかったのが一番の収穫だったかもしれませんね。

 

それでは、お読みいただきありがとうございました♪