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めっちゃ力作『キャンディ・ケイン・レーン』感想 

 

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こんにちは。
シケたクリスマスはごめんだぜ!という人にピッタリの映画を見つけたのでお知らせするサトーです。
感想です。ネタバレがあるので、ご注意ください。

 

★明るくて楽しいクリスマス映画が見たい人にオススメ

 

ストーリー

キャンディ・ケイン・レーンというのは、豪華なクリスマス飾りで有名な通りのことだそうです。アメリカ各地にあるそうな。

 

エディ・マーフィ演じるクリスが住んでいるのが、キャンディ・ケイン・レーンです。住人たちは毎年、はりきってクリスマス飾りを設置します。

 

そんなキャンディ・ケイン・レーンで、クリスマス飾りのコンテストが開かれ、今年は優勝者には10万ドルが贈られることに。

 

町の住人はわれ先にとクリスマス飾りを求めてウォールマートやコストコに突進。クリスマス飾りはあっという間に売り切れてしまいました。

 

クリスマス飾りをゲットできなかったクリスたちは、ある店にたどり着きます。
そこで性悪エルフに引っ掛けられ、エルフのゲームに強制参加することに。

 

10万ドルもゲットしたいし、娘や息子の問題もあるし、エルフのゲームもクリアしなきゃだし、クリスたち家族は、てんやわんやです。

 

クリスマスの12日

エルフのゲームの元ネタが「クリスマスの12日」という歌なんですね。

クリスマスの12日 The Twelve Days of Christmas 歌詞の意味 和訳


毎日ちがうプレゼントをもらうという内容で、映画に出てきたヤマウズラ白鳥卵を産むガチョウなどが出てきます。

 

日を追うごとにどんどん歌詞が長くなっていくらしいので、その面倒くささが映画にも取り入れられています。

 

めっちゃ力作

ドタバタコメディですけど、原作があるんじゃないかってくらいよくできていて面白かったです。さすがエディ・マーフィが出るだけあるなーと思いました。

 

(原作があるかどうかはまだ調べていない)

 

くるみ割り人形に通じるような古典的なファンタジー要素と(動く小さい人形のところ)、TV中継やインフルエンサー登場などの現代的要素がうまく組み合わされていました。

 

あと山寺宏一さんがさすがに山寺宏一さんですね。もはや別次元です。

 

サンタのジェットも超カッコイイです。あれ欲しいですね。
未来の空飛ぶクルマですね。(トナカイは引退したのかも?)

 

ずる賢いエルフ

クリスたちを罠にかけたエルフがずる賢いんですよね。
一番感心したのは、人形を探すときに歌を歌ったことです。あれは見事なトラップでしたね。相手の癖をよく知ってるからこそできるんですね。
やっぱり悪いやつは、頭が良くないとね。

 

ちょっとネタバレになるんですが
クリスたちが参加しているエルフのゲームは、ルールがころころ変わるんですよね。
まあそれは特に驚きではないんですよ。
そいつのゲームでプレイしたら、そいつのルールが適用される」というのは至極当然のことですのでね。

 

これを見て頭に浮かんだのは、訴訟大国アメリカで、例えば裁判などで契約書の抜け穴を見つけて、こっちの有利な方に話を運ぶ・・・というのはよくある話だなあと。エルフはそれをやったんですね。

 

エルフいわく「契約書を読まない方が悪い」と。
まあ、読ませなかったんですけどね。
こういう、いかようにも解釈できる契約書というのは、裁判好きなアメリカ人には受けそうです。

 

とんちにはとんちで

そしてこの「いかようにも解釈できる契約書」が、逆にエルフに不利にはたらくんですよ。

集めなきゃいけないリングですけど、そのリングのブランドは指定されてなかったわけだから、どんなリングでもいいわけですよ。
だから最後ああなるんですよね。

 

これ、まるで、とんちにとんちで返す一休さんみたいでかなり面白いです。

(あれをとんちと呼ぶならばね)

英米ファンタジーってこんなかんじのやつよくありますよね?

 

契約書の抜け穴を探すみたいで、言ったもん勝ちみたいなところはありますけどね。でも、この世は競争社会だとわかってる人には、これは面白く感じるかもしれませんね。

 


ゲーム味が強い

家族で一つの目標に突き進み、そのせいで一緒に過ごす時間が多くなり、連帯感が強まり、思い出にもなり、相互理解が深まる・・・というのもクリスマスっぽくていいですね。
クリスマスに家族で見る映画にもってこいです。

 

さいきん勢いがあるなぁと思う映画の傾向のひとつに、「ゲーム味が強い」というのがあると思うんです。

 

やっぱり幼い頃からゲームをやってきた若い世代に訴えかける一つの方法なんでしょうね。こちらの映画もゲーム味が強いです。↓↓↓

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まとめ

『キャンディ・ケイン・レーン』は、シケたクリスマスはごめんだぜ!
とばかりに、ゴージャスさと物量と派手さでゴリゴリに押してくるんで、バブリーなクリスマス・デコレーション・ハウスが見たい人は満足できるはずです。

 

あと、親が子供に対して比較的オープンなのも好印象でした。
パパの失業とかもあっさり話しちゃうし。(意図的に隠してる秘密もあったけど)
家族の一大事をみんなで共有するというのがね。親はこうあるべき!とか、そんな変なプライドがなかったのもいいですね。妻も夫を責めなかったし。

 

エンドロールのNG集も楽しいです。
ユニコーンに乗ったサンタのスウェットを着たエディ・マーフィも見られるしね。
見ていてハッピーな気分になる映画です。

 

それでは、お読みいただきありがとうございました♪

 

 

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