こんにちは。
猫と、猫を愛する人たちが出ている映画を見たサトーです。
感想です。
この映画は
9人の「とうさん」たちと、猫の関係を記録したドキュメンタリーです。
猫がかわいいのは当然なんですが、猫と関わり、愛しながら生きているとうさんたちの話も聞くことができます。
時に、人間以上に猫を愛するとうさんたち。
見ていて思ったのは、どうやらパンデミックの前から取材をしていたらしいんですよね。
それで取材しているうちにパンデミックになっちゃって、途中から人間がマスクを着けていたりします。
4匹の猫と俳優
くるみ割り人形の曲で映画はスタートします。
曲に合わせて4匹の猫を撫でているのは俳優さん。
一緒に住んでた友達が引っ越すとき「飼ってる猫は捨てる」と言ったので引き取ったそうです。それで今は4匹になっているとか。
そんな軽いノリで捨てると言える人がいるのに驚きますよね。
古い家具じゃないんだぞ、生き物なんだぞってね。
俳優の彼は、猫のおかげでSNSのフォロワーが増えて仕事もゲットできたそうです。
そんな彼はオシャレな部屋で、猫たちと楽しそうに暮らしていました。
試練
どの猫にも共通するのは、とうさんや周りの人間から愛されていることです。
ニューヨークの街中で、森の中で、消防署で。
それでも、生きている限り問題や試練に遭遇することはあります。
とくに愛猫ラッキーと路上で生きるデヴィッドは、信じられないくらいの試練に直面したんですね。
ラッキーとデヴィッド
路上生活をしていたデヴィッドはガンが見つかり、入院することになりました。
それで愛猫ラッキーと一時的に別れることになったんです。
幸いなことにラッキーには面倒を見てくれる人がいたんですけどね。
ラッキーを人に預けて、デヴィッドはひとりで入院します。
おまけに彼が闘病中にパンデミックになったようで・・・
実はデヴィッドには、ボランティアで彼を支える警官のクリスがいるんですね。クリスも猫を飼っています。
クリスはまさにザ・リーダーというかんじの人です。
気さくで真摯で献身的でマッチョで、いかにも警官のリーダーとして活躍していそうなタイプです。リアルなキャプテン・アメリカってかんじです。
クリスが気にかけてくれますが、やはりデヴィッドの心の支えはラッキーなんですね。
彼にはラッキーが全てなんです。
おそらく生きる理由がラッキーだったのでしょう。
愛情深いデヴィッドが、ひとりでガン治療に立ち向かうのは、私が想像できないくらい辛かっただろうなあと思います。
手術を終えてラッキーと再会したデヴィッドも言っていました。
「疲れたがラッキーのおかげで生きていられる」
「正直なんとか頑張ってる この子がいるからね」
最初にデヴィッドが登場したとき、そこまでして猫が飼いたいのか・・・とちょっと思ったんですよね。でも、最後まで見て思いなおしました。
きっと彼は、そうでもしないと生きていけなかったんだろうなと。
まとめ
猫が心の支えになって、猫が生きる理由になることもあるんですね。
それがよくわかった映画でした。
人間は誰かを、何かを愛さないと生きていけないんでしょうね。
きっと。
猫と暮らすのはかわいいばっかりじゃないけれど、家族になれば全部受け入れられるし、生きていく力にもなるんだなと思いました。
それでは、お読みいただきありがとうございました♪