こんにちは。
週末は1日に配信映画を2本くらい見ようと思っても、1本しか見れないことが多いサトーです。なんだかんだでやる事があるんですよね。週末が4日くらいほしいですね。
さて、さいきん見た映画の感想です。
ちょっとネタバレしてるかもしれませんのでご注意ください。
ストーリー
金曜の夜、ラッセルはパーティーのあと立ち寄ったクラブでグレンに出会う。ふたりはラッセルの部屋へ行き一夜を明かす。
すぐに親密になっていくふたり。
いいかんじになったと思った矢先、グレンはある重要なことをラッセルに告げる。
週末の2日間におきた愛の物語。
※18+ リアルなセックスシーンがあります
ラッセル
2011年のイギリスの映画です。
ラッセルはゲイなんですよね。
で、イギリスって先進国じゃないですか。でもそのイギリスにいてラッセルはゲイとして生きづらそうなんですよね。
道でも他人にホモとか暴言を吐かれるし。
まあ先進国でも地域によって差はあるでしょうけどね。
ラッセル本人もゲイとして堂々とできないとか言ってましたし、本人の問題とは別にして、そういうのが攻撃の対象にされる風土でもあるんでしょうかね。地域性ですかね。
まあそれは置いといて、映画の話に戻りますね。
で、ラッセルは孤児なんですよね。
そのせいもあるのか、どんな形であれ誰かとつながろうとしているように見えたんですよね。彼は自分を情けないと思いながらも人恋しいみたいです。
うちあけばなし
で、そんなラッセルとグレンとの会話があるんですけどね。
朝、ベッドの中でふたりはまどろみながら話すんですよ。
ラッセルは「ゲイで満足している」と言いつつもグレンを見て
でも、「君みたいに堂々とできない なぜできないのかな」
で、そのあと父親の話になって、親を探そうとしないの?と聞かれたラッセルは「見つかったところで何も変わらない」といいます。
そしたらグレンが、「俺が父親のフリをするからカムアウトしてみろよ」といいます。
ラッセルは、はにかみながらパパ役のグレンにゲイであることを打ち明けると、グレンは寝ぼけ顔のラッセルを真っすぐ見てこう言います。
「気にしないよ
変わらず愛してる
それにお前は最高の息子だ
どんな偉人にも勝る」
ラッセルは笑顔になります。まどろみながら。
こんな愛の伝え方があるでしょうか。
この2人は愛し合ってることはもちろん、信頼しあってるカップルってかんじです。
会ったばかりの赤の他人が自分のことを丸ごと肯定してくれるんですよね。
こんな嬉しいことがあるでしょうか。
よかったね、ラッセル。
まとめ
たった2日間だけ過ごした相手を愛してしまったラッセル。
訳あってふたりは駅のホームにいます。
最後に愛を伝えようとするんですね。
金網ごしのカメラがふたりを捉えます。
見ているこっちは、まるでその場にいて目撃者になってる気分です。
ラッセルはその後、部屋に帰って美しい夕暮れの空を眺めます。
おそらく彼はもう、自分自身を情けないとは思わないでしょう。
だってとても幸せそうでしたから。
ラッセルの体験を通じて、こちらの自己肯定感も上がったような気分になった映画でした。
それでは、お読みいただきありがとうございました♪