こんにちは。
ふと気づいたら家の中に直径6〜7cmの足の長い濃褐色の蜘蛛がいたので、悲鳴をあげながらダンボールで外に追い出したサトーです。
これで今年2回目です。どうやら雨が降ると、水気のない場所を求めて屋内に入ってくるようなのです。侵入箇所は玄関の隙間だと判明しました。
人間には無害らしいですが、あんなのと一緒に暮らすのは真っぴらなので追い出しました。玄関の隙間は紙を詰めて塞ぎました。
怖かったです。
さいきん見た映画の感想です。
ストーリー
アウシュビッツ収容所の隣で平和に暮らす家族の話。
鉄線が張られた壁の向こうからは悲鳴や怒号や銃声が聞こえてくるが、一家はピクニックをしたり、客を招いたり、子どもたちが水遊びをしたりして平和に楽しく暮らしている。
感想
アカデミーとカンヌも受賞したし、前評判が良かったので期待してたんですよね。
結論からいうと期待しすぎましたね。
「アウシュビッツ収容所の隣で暮らす平和な家族の日常」がずっと映し出されるんですよ。
途中まで、このあと何か大きな変化があるのかなーとか思ってたんですけど、結局、最後までずっと同じ調子でしたね。
夫だけが他の土地へ異動したあとは、ちょっと変化があったんですけどね。
壁の向こうから聞こえてくる声や音もそれほど酷くはないです。
気になったのはニオイです。人間を焼いてるんだから、風向きによっては悪臭がしたんじゃないかと思うんですが、そういう描写はなかった気がします。実際そのへんどうなんですかね。人間を焼いたら悪臭がするものなんでしょうか。
調べたら、皮膚が焼かれると悪臭がするらしいです。あと焼かれた脳が鉄にふれると悪臭がするらしいです。
ラファ
見てるうちに眠くなっちゃったんですよね。
というのも、私は毎日のようにX(旧Twitter)でラファの惨状やイスラエルの蛮行を見てるんですけどね。
今、ラファなどで起きているイスラエルによる虐殺や女性、子供、赤子、病人をターゲットにした戦争犯罪を X(旧Twitter)で見てるので、この映画の内容はそれほどショックではなかったんですよ。
感覚が麻痺してるのかもしれませんね。
私の中で現実が映画を超えたのかもしれません。
あの家族は子供たちも含めて、壁の向こうの人間たちに興味を示さなかったじゃないですか。
きっと欧米の一部の人たちも、パレスチナやアジア人に対してはそのくらいの意識なんだろうなと再確認できました。
残虐行為に対して無関心な人々を見たければ、パレスチナを見てジェノサイドとはいえないと言い放つ人を見ればいいんですよ。バイデンとかね。
まとめ
というわけで私にはあまり響かない映画でした。
10月7日以前に見ていれば、もしかしたら違った感想だったのかもしれませんけどね。
あと、X(旧Twitter)情報なんですが、ネガを反転したようなシーンの女の子はアレクサンドラ・ビストロンといって、12歳でポーランドのレジスタンスに参加していたらしく、収容所に物資を運んだりしてたそうです。彼女も命がけで活動してたんですね。
#関心領域
— 『関心領域』公式アカウント (@ZOI_movie) March 11, 2024
ジョナサン・グレイザー監督
アカデミー賞 国際長編映画賞受賞時スピーチ
全訳
★★★
アカデミー協会にお礼を言います。さらにA24、Film 4、Access、ポーランド映画協会、国立アウシュヴィッツ=ビルケナウ博物館の信頼と導きに感謝します。…
それでは、お読みいただきありがとうございました。