こんにちは。
国際司法裁判所がイスラエルへ即時停戦を命じたと知ったサトーです。
これで素直に言うことを聞けばいいんですけどね。イスラエルはちょっと常識が通用しないくらいタガが外れてるので、次にとる行動が不安ではありますね。
さいきん読んだ本の感想です。
ネタバレしてます。
ストーリー
釈華は重度障害者で、両親が残してくれた遺産でヘルパーの助けをかりて生きている。
ある日、ヘルパーの田中に秘密を知られてしまう。
感想
いやー難しかったですね。
西洋と東洋の宗教観が入り混じってて、おまけに性風俗の話になると、私はもう未知の世界なんでお手上げなんですよ。
知らない用語もたくさん出てきたしね。
なので素人なりに考えたことを書いてみます。
同じ名前
釈華と紗花、同じ名前の女性が2人でてくるんですけどね。
釈迦にも通じるなあと思ってね。
最後に涅槃の花とか煩悩とかでてくるし。
まずこの名前に意味がありそうなんですよね。
釈華のほうが重度障害者で、精子の着床に強烈な憧れがあるらしいんですよ。読んだかんじだと、性行為そのものや快楽よりも、その先の精子の着床への渇望が強いみたいなんですよね。
で、最後にでてきた涅槃とういうのはググると、「一切の煩悩から解脱した不生不滅の高い境地。釈迦や聖者の死」とあるので、これが釈華の死と同時に紗花が境地に達したことを表すのかなと。
で、釈迦が仏教の開祖だと考えるとですね、この釈華さんおよび紗花さんは、なにか新しい宗教でも始めるつもりなのかなとか考えちゃったんですよね。
もしかしたら、もうそういうものが信仰の対象としてあるのかもしれないですけどね。
あと、紗花が源氏名なのか本名なのか分からなかったです。源氏名だとしたら、あきらかに釈華の影響でしょう。そうなると、兄の件がトラウマになってる可能性がありますね。
源氏名って今もいいますかね?
まとめ
釈華の願望を達成したのが紗花らしいことは分かったんですよね。というより具現化ですかね。
大学生だし、性行為と精子着床の可能性に毎日のように携わってるし。
でもこれは釈華の死後の話なのか、釈華の作品の中の話なのかということがわからないです。
たぶん前者だと思うんですけどね。
で、ゴグというのは旧約聖書にも出てくる、「終わりの日にイスラエルに攻め上るとされる」強力な軍隊らしいんですけどね。
このあたり、Wikipediaにまんまの文章が載っているのでたぶんこの箇所のことです。
このゴグは田中のことなのかなあと。
ゴグは最後は神の力で叩き潰されるぞ、みたいな表現があったので、これは田中が服役して罰を受けたことを表してるのかなと。
で、神は誰か?となると、旧約聖書ではヤハウェだと思いますが、本作ではもう法律と世界かなと。だから田中は世界から弾かれたんですね。なので今は刑務所にいます。
なんかですね、私がふだん生きてて接する道徳観とかモラルとかを超越した、性(交渉)と生命のつながりというものを、全く想像できなかった角度から見せられたので、少し戸惑っております。ハイ。
それでは、お読みいただきありがとうございました♪