本と映画とドラマの感想|サトーのブログ

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タイムループと山羊とダイナソー『パーム・スプリングス』感想

 

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こんにちは。
気づいたら1月も半分を過ぎていることにびびっているサトーです。

さいきん見た映画の感想です。

ネタバレがあるのでご注意ください。


閉じこめられる

さて、こちらはタイムループの映画です。

パーム・スプリングス(字幕版)

 

いきなりネタバレになるんですが
バタフライエフェクト』みたいに主人公の行動で未来が変わる…というものではなくて、同じ場所で同じ時間を何度も繰り返す…というやつです。

 

ある時間の中に閉じ込められちゃうんですね。主人公たちがどんなに行動を変えても必ず「また同じ時間がくる」のです。
*例外あり

 

ストーリー

砂漠で開かれる姉の結婚パーティーにきたサラ。
パーティーを抜け出したら、ふとしたことで過去に戻ってしまいます。


こりゃおかしい、と思ったところでナイルズ登場。


彼に聞いたところ
「パーティーの日の時間に閉じこめられた」ことが判明。
閉じこめられたのはサラとナイルズと、ナイルズを狙うロイの3人。


さて3人はどうするのか…というお話。

 

脱出したい

この映画の、特にすごいなと思ったところは
量子力学を猛勉強して脱出を試みるのが女子だということです。


ひと昔前ならこの役は男子がやっていたと思うんですよ。
量子力学=難しくて複雑なこと=男にしかできんだろー的な?(偏見?)


でも違うんですね。この映画ではそのキーになる役を女子が演じているんです。

 

彼女は毎朝がつらい

サラは何がなんでもこの時間を抜け出したいんですね。

 

まあそりゃそうだよな、そんなとこさっさと抜け出したいよなーと、気持ちはよく分かります。


なぜならサラは毎朝、目覚めるたびに姉を裏切ってる自分に遭遇するんですから。
一方、何度もトライしたナイルズはすでに諦めモードで怠惰な日々を過ごすだけ。

 

もがき続けるサラと、日々を繰り返すだけのナイルズ。

 

量子力学にたどりついて極めようとするサラと、諦めモードのナイルズ。

 

2人の問題に対する姿勢の違いがハッキリとあらわれます。どちらに共感するかで、その人の人生観がわかりそうですね。


それにしても、量子力学がタイムループに関係していたなんて初めて知りました。難しそうですが、これを知っておくと無限タイムループにハマった時に役に立ちそうですね。

 


サラ、怒る

クライマックスで、ナイルズから秘密を聞いたあとのサラは怒っているように見えました。それにしても怒りと熱意に燃えた人間はすごいですね

 

サラは何がなんでも脱出したかったんですね。
その怒りを、彼女は暴力ではなく知識を吸収するほうへ向けます


彼女は今あるリソースをフル活用して突き進みます。
幸いにも記憶はリセットされないので、同じ日が繰り返されても
知識は蓄積していきます。

 

山羊はどこへ

で、結局サラは知識を身につけて
脱出できるかもしれない方法を思いつきます。
そして・・・脱出できたのか?!はぜひ映画をご覧ください。

 

ひとつ、気がかりなのは実験台にされた山羊のことです。
たぶん、あの山羊も世界のどこかで生きてるんでしょう。たぶん・・・

 

そして2回登場したダイナソーの意味が今でもわからずにいます。
なんか時を超えたとか、時空の壁に迫ったとか
そういう意味だとは思うんですけどね。

 

まとめ

この映画の教訓は、歩いているときに
「来るな」と言われたらそれ以上進んではいけないということです(そこかよ)

 

それが全ての発端ですからね。
私なら進みません。面倒はイヤですからね。
あなたなら、どうしますか?

 


それでは、お読みいただきありがとうございました♪