本と映画とドラマの感想|サトーのブログ

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娘を捜す家族たち『search/サーチ』『もういない』感想

 

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こんにちは。
相変わらずヘルペスが治らないサトーです。
毎日塗り薬を塗りまくってるのに、ぜんぜん治りません。
人前でマスクを外せない日がしばらく続きそうです。

 

最近みた映画の話です。
ネタバレもあるので未視聴の方はご注意ください。


『search/サーチ』

 

 

 

2018年の映画なんですけど
いやーすごかったですね!
久々に展開が読めずに画面に釘付けになりました。

このジャケットですが、私はずーっと痩せた渡部篤郎さんだと
思ってたんですが、違いました。
ジョン・チョーというアメリカの俳優さんでした。

 

ストーリー

ある日、娘と連絡がつかなくなった父親が、娘を探し続ける映画です。

何がすごいって、カメラワークです。
衝撃でした。
あれをカメラワークと言っていいのかわかりませんが、
WEBにも書いてありますが
PCのフェイスカメラやスマホで撮影した動画、
監視カメラなどの、カメラの映像だけで構成されているところなんですよ。
(一部例外あり?)

 

しかしこれ、よく考えついたなーと思いますし、
こんなに大量のカメラが生活の中にあったのか!と驚愕もします。
2018年のアメリカとはいえ、
日常生活の中にこんなにカメラがあって記録可能なの?
とちょっとビビるんですよね。


で、その多数のカメラを通して登場人物を捉え、
物語が進んでいきます。

 

脚本というかストーリーも見事なので、ネタバレはしませんが、
映画の新しい手法が登場したのでは?!ってくらい興奮しました。

まあ私も映画に詳しいほうではないので
正確なところはわかりませんが、もしかしたら
似たようなカメラワークの映画が他にもあるのかもしれませんね。

 

話題になりました?

これ、当時は話題になったんでしょうか?
わたし2018年は映画をあまり見てなかったので覚えてないんですよね。
Wikipediaには、

サンダンス映画祭で観客賞次点となった

とあります。
いやーもっと有名な賞をとってもいいと思うんですけどねえ。
やっぱり主役がアジア人だから?とか考えちゃいますよね。

 

2023年は
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が
アカデミーを受賞しましたが、
個人的には『search/サーチ』の衝撃の方が大きかったです。

 

『search/サーチ』は続編も公開されるらしいので、そちらも楽しみですね。

 


『もういない』

 

もういない

もういない

  • Patricia Kaas
Amazon

 

さて、こちらは2012年のフランスの映画です。

こちらも娘の行方がわからなくなる映画です。
長女のエバの20歳の誕生日。
母親のキャシーはプレゼントに車を用意して、エバを驚かせようとします。
ところが部屋にエバはいません。

 

電話も繋がらず、友達も知らないと言うし、
探し回っても見つかりません。
そして母親は警察を訪ねます。
と、そこへ電話が鳴り、警官同士が耳打ちします。
「死体が見つかった」

 

母親はもうパニックになっていて、警官の後を追い現場へ到着します。
そこで母親が見たものは・・・


娘は帰らない

この映画では残念ながらエバは死体となって発見されます。
そこから犯人探しが始まり、家族同士、友人だった隣人、
エバの元カレ、夫の新しい家族などを巻き込んで
疑心暗鬼や、心のすれ違いが起こっていきます。

 

この映画の結末は、『search/サーチ』とは異なる悲しいものです。

けれど、どちらの映画も娘を失ったあと、
悲しみや苦しみを乗り越えて、生きる喜びを取り戻していきます。
生きてる人は、生きていかなきゃいけないんですよね。

 


親の執念と行動力

どちらの親も、娘と連絡が取れないと分かると
気が狂ったように探すんですよね。

 

あの子なら大丈夫だろうとか、若者はそんなもんだろうとか
考えずに「なんかやばい」と思って探し続けるんですよ。
親のカンというんでしょうか。そしてすぐ行動します。

 

『search/サーチ』にいたっては父親の執念がすごいです。
娘を失いたくないという、生きてる方に希望をかける、
その執念がすごいです。

 

すでに妻を失っていますから、これ以上
家族を失いたくないんですね。

 


まとめ

それにしてもどちらの犯人も男で、
下心があって被害者と接触したのが共通点でしたね。

 

2018年のアメリカと、2012年のフランスなんですが、
このパターンは海外では多いのかもしれないですね。
まあ日本でも多そうです。

 

最近ではインターネットの危険性を子供に教えることが
常識になりつつあるようですが、
昔からあるリアル世界での危険性と、その防御策も
同時に伝えていく必要があるみたいですね。

 

それでは、お読みいただきありがとうございました♪

 

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