本と映画とドラマの感想|サトーのブログ

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良い女性を見つけるのは難しい『サヴェージ・ウーマン 美しき復讐』感想

 

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こんにちは。
幸いにも麻薬の売人や元締めとは縁のないサトーです。

今回は、麻薬の売人や元締めと関わってしまう人の映画を見ました。

あんまりネタバレはしていないと思います。

 

 

ストーリー

 

 

 

夫を殺されたサラはシングルマザー。
二人の幼い子供を抱えて、必死で生きています。

 

夫を殺した犯人はまだ捕まっていません。
現場にいて犯人を見た息子のベンは、
ショックで喋らなくなりました。

 

そんなある日、家に麻薬の売人チトーが押し入ってきます。
暴力的なチトーに、サラは抵抗できません。

 

しかし、成りゆきからチトーを殺してしまったサラ。
そこから悪事に手を染めていきます。

 

普通の主婦だったサラはどうなるのでしょうか。
そして、夫を殺した犯人は見つかるのでしょうか。

 


タイトル

この映画の原題は
『A GOOD WOMAN IS HARD TO FIND』です。
Google翻訳にかけると
良い女性を見つけるのは難しい」と出ます。

 

映画の中でチトーが言ったセリフです。
見てる側としては
お前が言うなよ、ってかんじなんですけどね。

 

このタイトルがイヤミなのか皮肉なのかはわかりませんが
最初のころのサラは
いい人というより、ダメダメな人です。

 

意思表示をはっきりできないし、
明らかにやばいヤツのチトーが家に押し入ってきたときも
ぼーっとしてるだけで
叫んだりとか、通報したりとかしないんですよね。

 

まあサラの事情を考えると
警察と関わりたくないと思ったのかもしれませんが
チトーみたいな暴力的な男のいいなりになるくらい
ダメダメな人なんです。

 

家には子供もいるのに、
逃げることも助けを呼ぶことも、通報もしないんですよ。
疲れきっていて、思考が停止していたのかもしれませんね。

 

 

テクノロジーがない

ちょっと横道にそれますが、
これたぶん、現代の話なんですが
サラの家にはハイテク機器がテレビくらいしかないんですよね。

 

サラがスマホやパソコンをさわっているのを
見なかったような気がします。たぶん。

 

でもサラと敵対する悪人は、スマホを持ってるんですよね。
サラはスマホやPCを持てないくらい生活が苦しいのか
それとも脚本家が古いタイプの人間で
アナログ志向なのか・・・

 

どちらにしろ2019年の映画で
舞台が現代なのに
主役がスマホをさわらない映画は珍しいなと思いました。

 


サラの成長

そんなサラも、チトーを殺したあとからは
やらなきゃいけない」状況と向き合いはじめます。

 

どんなに嫌でも怖くても
誰も頼れないから自分でやるしかないんですね。

 

一度は人を殺していますから
どこかで吹っ切れたんでしょう。
思い切った行動に出ていきます。

 

まあ子供たちも守らなきゃいけないですしね。

 

このあたりがタイトルと関連していますね。
サラは見た目はおとなしそうで良い人ですが
裏では悪いことをしています。

 

 

ママの復讐

余談ですが、同じようにママが復讐する映画は
ライリー・ノース 復讐の女神』がありますね。

 

こちらは目の前で夫と子供を殺された女性が
シルベスター・スタローンみたいに強くなって
帰ってきて、復讐をする話です。
ライリーのほうはサラとは違って、体を張って戦います。

 


まとめ

最終的にサラは、悪の根源と決着をつけます。
そして、ダメダメな良い人を卒業して
タフな女性に生まれ変わります。

 

途中まではダメダメなサラにイライラしていたんですが
最後はふしぎと爽快感がありました。

 

あと、ジャケットみたいなセクシーな衣装は
映画の中ではありません。
おそらく注目を集めるために
あんなジャケットにしたんでしょうね。

 

あと、日本版のタイトル「サヴェージ」は
獰猛な、残忍な、残酷な、という意味かと思います。
原題とは真逆の意味ですね。

 

ものすごく面白いというわけではないけれど、
最後まで見てしまう映画でした。

 

それでは、お読みいただきありがとうございました♪