本と映画とドラマの感想|サトーのブログ

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ロブスターは出てこない『ロブスター』感想

 

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こんにちは。
ここ何年もロブスターを食べていないサトーです。

さいきん見た映画の感想です。
ネタバレにご注意ください。

 


シングルは許されない世界

 

 

『ロブスター』の世界では
カップルでなくなると
ある施設へ送られます。
島流しみたいですね。

 

そこで期限内にカップルにならないと
なんと、動物にされてしまいます。

 

どんな動物になるかは選ぶことができます。
ロブスターというのは
主人公のデヴィッドが選んだ動物です。


シングルになって施設に送られたデヴィッドは
誰かとカップルになろうと
努力しますが、失敗します。

 

そして施設を逃げ出して
今度は恋愛禁止の
シングル集団へ入ります。

 

しかし皮肉にも、そこで
ある女性と恋に落ちてしまいます。
近視の女です。

 

さてさて、シングル集団は恋愛禁止で
ルールを破ったら
厳罰が下されるんですが
デヴィッドと近視の女は
どうなるのでしょうか。

 


独特の世界観

『ロブスター』の世界観はクセがあるので
それを理解するのに
時間がかかりました。
見る前に公式サイト
設定を確認しておくのをおすすめします。
(公式サイトはスマホでは見づらいのでPCがおすすめ)

 

映画『ロブスター』公式サイト

 

施設に入ると「狩り」をして
その結果で「動物にされる期限」が
延長されます。

 

動物にされたくなかったら
カップルになるか
②狩りで成果をだして期限を延長するか
どちらかです。

 

成果があれば期限は延びるし
成果がなければ期限は変わりません。
期限がくると動物にされます。
うひゃー。

 

で、狩る対象が人間なんですけど
このへんはちょっと変わった
サバイバルゲームみたいです。

 

デヴィッドが選んだのは
③施設を逃げ出す
でした。

 


主人公デヴィッド

主人公のデヴィッドは
一見すると欲がなさそうだし
カップルになる」ことへの
やる気もなさそうなんですが
意外にも意欲的で、戦略的に行動します。

 

そしてめでたくパートナーをゲットしましたが
無理をして嘘をついたため
相手に反撃されます。

 

主役を演じているのはコリン・ファレルなんですが
あのコリン・ファレル
こんなパっとしないおじさんを演じるとは
ちょっとビックリでした。

 

他にもオリヴィア・コールマン
レイチェル・ワイズなどが出演しています。

 


デヴィッドの性格

デヴィッドは好きな相手に
自分を合わせる人なんですよね。
最後のほうでもそういうシーンがありますが
そこまでしなくていいのに…
と思いました。

 

これは相手に合わせて
鼻血を出していた
鼻血男の影響でしょうか?

 


感想

以前ツイッター
「独身で子供産まない奴からは独身税を取れ」
というのを見たんですが、
この『ロブスター』の世界では税金ではなく
自由や人間としての存在=体を奪われます。


カップルになれなかった人間を
動物にしてどうするのかは
よくわかりませんでした。

 

生きることに執着がない人は
逆にこのシステムを利用するかも
しれないなとちょっと考えました。

 


まとめ

私のお気に入りは
変なダンスを思いっきり踊る
スパイの客室係です。
あのダンスはサイコーです。
彼女自身とても優秀です。
仕事は大変そうですが。

 

ちなみに・・・
一番最初に出てきた、
車を運転する女性がロバを撃ち殺すシーンですが
あの意味が全くわかりませんでした。

 

動物になったら、
人間として死んだことになるのに
撃つなんて・・・
よっぽど憎かったか、
どうしても自分の手で殺したかったんでしょうね。

 

私の記憶が確かならば
あれ以降、あの女性は出てきませんでした。

 

それでは、お読みいただきありがとうございました♪