本と映画とドラマの感想|サトーのブログ

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港町の殺人事件『ブロー・ザ・マン・ダウン』感想

 

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こんにちは。
塩分補給を言い訳にしてポテチばっかり食べてるサトーです。
さすがに食べすぎだと思うので、ちょっと控えめにしてみようと思います。

最近みた映画の感想です。

 


港町、イースター・コーヴ

 

 

 

漁師の歌から始まります。
ひたすら「そいつをブッ飛ばす」と歌う声が
静かな海に響きます。
漁師の気性の荒さを表しているような歌です。

 

その気性の荒さは、
この町の女たちにも通じるものでした。

 

母の葬式があった夜、妹のメアリー・ベス
勢いで男を殺してしまいます。


通報しようとした姉のプリシラですが
急に気が変わって
死体を切断し、遺棄することを決めます。

 

翌日、プリシラの元に警察がやってきて
海岸に遺体が出たと知らされます。
顔面蒼白で、今にも倒れそうなプリシラ
まさか、もうバレた・・・?

 

ところが、海岸の遺体は若い女でした。
別の殺人事件の発生です。

 

そしてプリシラ
遺体を切断したときに使ったナイフを
どこかで落としたことに気づきます。

 

そのナイフを見つけたのは
娼館を取り仕切るやり手のデヴリンでした。
事情を察したデヴリンは姉妹に近づきます。

 

姉妹の弱みを握ったデヴリンは何を考えているのか。
姉妹はどうなってしまうのか。

 


Blow the Man Down

タイトルの『Blow the Man Down』は
「そいつをブッ飛ばす」という意味らしいです。
漁師がそのように歌ってました。

 

気に入らないやつはブッ飛ばす、
という漁師の決意表明のような歌みたいです。

 

その精神は、漁師だけではなく
町の女たちにも染みついています。

 

その根性で女たちは行動していくので
一筋縄ではいきません。

 


そいつをブッ飛ばす

この映画は、歌う漁師が度々出てくるんですよね。
これで踊り出したら、まるでディズニー映画です。
でも漁師は踊らずに歌っているだけなので、
ディズニー映画にはなっていません。

 

この映画の中で何人か死ぬんですが、
タイトルになっているブロー・ザ・マン・ダウンは
それぞれの殺人の動機にもなっています。
気に入らないやつをブッ飛ばしたんですね。
(姉妹の母の死は除く)

 

殺人までいかなくても
他の方法で「ブッ飛ばす」シーンもあります。

 

私もこれからは何かあったときには、
「ブッ飛ばす」という気合いを持って
立ち向かっていきたいなと思いました。

 

まあ実際にブッ飛ばしたら警察沙汰になるので、
ブッ飛ばしはしませんけどね。

 


小粒の良作

久々に、小粒な良作に出会った気分です。
最後はもうちょっとインパクトが
欲しかったかなと思いましたが
全体的にテンポも良く進んでいって
見やすかったです。

 

あえていえば、、ディーの件
伏線がちょっとわかりにくかったなと
思いました。

 

あとは、警官の彼
お前の好きな子だぞ、と言われたときに
「もう好きじゃない」
と、ハッキリ言うところは
彼の潔癖でプロフェッショナルな面が出ていたし
世界の残酷さを思い知らされた気がしました。
印象に残りました。

 


まとめ

それにしても田舎町は人間関係といい
プライバシーの無さといい
いろいろ大変そうだなと思いました。

 

陸の孤島みたいな田舎で、町人全員が
「そいつをブッ飛ばす」精神で生きてたら
世に知られていない殺人がいくつも起こっていそうで
ちょっと怖いですね。

 

デッドロック~女刑事の事件簿~』が好きな人は気に入るかもしれません。

 

それでは、お読みいただきありがとうございました♪

 

 

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