本と映画とドラマの感想|サトーのブログ

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天才棋士 藤沢秀行の半生『野垂れ死に』感想

 

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こんにちは。
囲碁はまったくわからないサトーです。
さいきん読んだ本の感想です。

 

 

天才棋士の半生

 

 

 

この本はエッセイというか自伝のようなものです。
書いたのは昭和の天才棋士藤沢秀行

 

天才っぷりを発揮した棋士の姿とうらはらに
めちゃくちゃな借金地獄女性関係
それでも続いていた正妻との関係など
あられもないプライベートが
あれやこれやと書かれています。

 


天才棋士の私生活

私はこの方はまったく知らなかったのですが
この方の人間性とか素行の是非はおいといて

 

こんな著名人がこんな生き方をしても
世間が何も言わなかった時代があるのかあと
そっちのほうに感心してしまいました。

まあ私は当時の報道の様子は知らないんですけどね。

 

今はインターネットやSNS
有名人のプライベートも
すぐに報道されてしまいますよね。

 

でも、この時代の情報は新聞、テレビ、
雑誌、口コミくらいだったと思うので
天才棋士のこういう姿は、
世間には広がりにくかったのかもしれませんね?

 

私は当時の事情を知らないのですが、
実際はどうだったのでしょうか。

 

それにしても、ここまでむちゃくちゃな
金の使い方と女性関係と酒の飲み方で
ご本人も仰っていますが
よくもまあ83歳まで生きられたなあと
驚嘆します。

 

まったく憧れない生き方ですが
囲碁が強いというだけで
借金しまくって金を使いまくっても
結局なんとかなったのは
本当にすごいですね。

 


まとめ

この本、実は胃が痛いときに読んだんですよね。
気晴らしになって胃の痛みを忘れられるかなと
思って。

 

ところがどっこい。
読んでいて著者のハチャメチャぶりがストレス
余計に胃が痛くなってしまいました。
逆効果でしたね。

 

それにしてもこの方、
金銭管理能力が1ミリもないんですよね。

 

金銭感覚がバグっていて、
うまくいかないことの半分くらいは
他人のせいにしていたようです。

 

でも不思議と悲壮感がないんですよね。
まったくもって羨ましいメンタルです。

 

追記:
先日みた「仲邑菫女流棋聖が韓国へ移籍」というニュースを見てこの本のことを思い出しました。
著者は昔から「韓国は強くなるぞ、中国もすぐに追いかけてくるぞ」と言っていたらしいんですね。その後、日本は両国に追い抜かれたと書かれていました。現在でもそれはあまり変わっていないようですね。
ともあれ、才能ある若い人がよりよい場所を求めて海外へ行くというのは夢があっていいですね。

 


それでは、お読みいただきありがとうございました♪

 

 

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