本と映画とドラマの感想|サトーのブログ

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ティリーは呪いを解けるのか『リベンジャー 復讐のドレス』

 

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こんにちは。
クリス・ヘムズワースが3人兄弟だと最近知ったサトーです。
今回は偶然にもクリヘムの弟が出てる映画を見たので感想を書きます。
 
ネタバレありますので、まだ見てない方はご注意ください。
 
 

オーストラリア

オーストラリアのダンガターという田舎の町に
25年ぶりにケイト・ウィンスレット演じるティリーが戻ってきます。
 
昔、いじめられっ子だったティリーはすっかり垢抜けて
一流デザイナーも顔負けのファッションセンスと
縫製技術を身につけていました。
 
次第に町の人々は
美しくて有能なティリーに魅了されていきます。
が、ティリーが帰ってきたことを快く思わない人もいました。
 
町の人たちと関わっていくうちに
やがて25年前の真実、
さらにその裏に隠された真実が明るみに出ます。
 
そして「呪われている」と自称するティリーの周りで
不幸な出来事が起こって・・・
 
果たして、ティリーは真実に耐えられるのか?
呪いを解くことができるのか・・・
 
 

ケイト・ウィンスレット

 
内容がいろいろあって、おまけに濃いので詳細は省いて書きますね。
 
ケイト・ウィンスレットは働く女がよく似合いますね。
労働がサマになる女です。
同じケイトでも、ケイト・ブランシェットは上流階級とか
エルフとかが似合うけど、
 
こっちのケイトは庶民とか労働階級の役が非常に上手いですね。
なんでだろ。
生々しいというか、俗世間を渡り歩いてきた百戦錬磨的な
叩き上げのタフさみたいなオーラがあるんですよね。
 
アクションじゃなくて、ドラマとして
人間とぶつかりながら戦っていく役がすごく上手いです。
 
というわけで、何が言いたいかというと
ケイト・ウィンスレットが丘の上の掘立て小屋で
ミシンをガシガシ使いこなしてる姿がカッコいいということです。
 
働く女がよく似合うんですね。
ただの労働者ではなく、経営者タイプの労働です。
やはり叩き上げのタフな女社長のイメージでしょうか。
カッコいいです。
 
『ミルドレッド・ピアース 幸せの代償』もそうでしたが
やはり、庶民寄りの働く女の役が上手いです。
 
 
 

ヘムズワース弟

 
ケイト・ウィンスレット演じるティリーの相手役は
ヘムズワース兄弟の弟、リアム・ヘムズワースです。
 
ど田舎なのに
こんなに性格のいいハンサムがいるなんて嘘みたいです。
まあ映画ですしね。
 
見終わったあと、調べたら
あのクリヘムがお兄さんだと知って驚きました。
そう言われてみれば、そっくりですね。
 
 

ある日、態度が変わる

 
この映画はですね、途中までややコメディ調で進んでいくんですが
そのあとシリアスになり、最後はとんでもないことになります。
 
25年ぶりに帰ってきたティリーは
町の人と上手く付き合っていたんですが
ある出来事をきっかけに、町の人の態度が一変します。
 
そこからは坂を転がるように、不幸が続くんですね。
 
 

25年ぶりの罪滅ぼし

 
個人的に泣きそうになったシーンはですね、
昔、子供だったティリーを救えなかった人物がいて
その人がティリーをかばって罪をかぶるんです。
(正確にはティリーの母親の罪)
「(君は)僕の人生に彩りを与えてくれた」言って。
 
そしてその人物は、ずっと隠していた自分を解放して
着飾って、連行されていくんです。
その人はずっとティリーの味方だったんですね。
ここで、ティリーは最後の味方を失います。
 
そしてティリーは故郷の町で孤立します。
で、いろいろあってクライマックスへ。
 
 

ゴミを燃やす

 
で、ちょっとネタバレになるんですけど
最後はある物が燃えるんですよ。
ティリーはそれを「まさにゴミね」と言いました。
彼女にとってのゴミを燃やしたんですね。
 
だって彼女にはもう、何も残っていなかったから。
愛する人も、家族も、味方もいないんです。
彼女にとって、それはもうゴミ同然なんです。
 
かなり乱暴なやり方だったけど、
その時、彼女は呪いを解いたんだと思います。
25年ぶりの、もしかしたら生まれた時からかかっていた
呪いを解いたんですね。
 
まあ、あとあと犯罪者として追われるかもしれませんが、
本人はスッキリしたことでしょう。
 
 

まとめ

 
原題は『THE DRESSMAKER』です。
邦題が『リベンジャー 復讐のドレス』なので、
どっちがいいのかは私にはわかりません。
どっちでもいいような気がします。
 
この映画は、
故郷に因縁がある人とか
田舎から都会に出てきて戻るつもりはない人
とかには共感するところがあるかもしれません。
 
個人的にはとても面白かったです。
 
それでは、お読みいただきありがとうございました♪


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